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私のデジタルライブラリー

床までを占領する本をなんとかしよう

 新しいマンションを20年近い前に買いました。箱庭のような書斎。そして和室をなくしてその分広くしたリビング。さらには寝室。壁は書棚にしてダンボール箱に詰め込んだ本を並べました。それでも入りきれないのでそれらは月極のレンタルボックスに預けてあります。捨てればいいのに捨てられない。そう簡単に断捨離できませんよ。そうするうちにダンボールに入れた本はテーブルの下に、棚の上に積み上げられて今では我が家はドンキの圧迫展示の如くです

『知的生活の設計』堀正岳著

 この部屋の乱雑さが自分の脳にみえる。何年か前の梅雨の最中にそう思った私は以前読んだ『知的生活の設計』堀正岳著 を思い出しました。その中に書いてある「書物のデジタル化」です。まあこの本、お金とデジタイズする時間の在るひとの為の本だな。とは思ってましたが。あれ何書いてあったんだっけとその本を探しました。本はトイレの棚にありました(笑)

買ってしまった裁断機とスキャンスナップ

ちょうど夏のボーナスが出たこともあり、発作的に裁断機とPFUという富士通系の会社が出しているデジタイズの機器「スキャンスナップ」を購入しました。自分には高い出費です。でも崩れそうな乱雑なリビングや寝室を見ると脳梗塞を起こしそうで(笑)。まあ痛い出費でした。

ノウハウ本を裁断機送りに

さてどんな本をデジタイズしようかとリビングを眺めました。するとあるあるノウハウ本、仕事術本…。仕事が行き詰まったり、どうしたらうまくプレゼンできるのか、アイデアってそもそもどうしたらわくのとか、まあそんな不安解消に買いためた(タイトルにつられて買っちまった)本達です。結局買っても読まなかった本達でもあります。「こいつらもうしわけないがデジタル世界に送ったろう、南無阿弥陀仏」です。そして祭壇、失礼→裁断でバッサリ、背表紙とカバーをハガしスキャンスナップでデジタイズし、pdfに本達は「成仏」していきました。でもまだまだ成仏を待つノウハウ本は多いです。

Kindleに数百冊

彼等は今Kindleに眠ってます。ていうか鞄の中の黒いKindleで読めるようにしてあります。でも最近は読むのではなく電車の中で聞いてます。Kindleの読み上げ装置で本を聞いてるんです。こういう使い方ってあるんですね。でも私は同時にでアイフォンでニュースも読んでます。電車の中では長年の習性でこんなこと(マルチタスク)できるようになりました。でもこんなの別に偉くもありません、休日AMの競馬中継をポケラジで聞きながら競馬新聞読んでるおっさんのほうがすごい。さらに鉛筆なめなめ出走馬に赤鉛筆で○してます。でもKindleで本を持ってると言うことは、自分の図書館持ち歩いてるようでスゴイと思います。

でも結局よむのか、俺は。

でもデジタイズされた本ってみなさん読んでます?デジタイズして安心して読んでないのと違いますか?立派なお墓作っても盆と彼岸におまいりしない人。てなことになってませんか。まあ自分もちょっとなりかけてます。でも目次はたまによみます。まあ怠け者ですから。キチキチやるのはいやですから。

部屋スッキリはやっぱいい。

コロナの自粛生活で部屋の掃除した人けっこういるんじゃないですか。私もこの期間本のデジタイズは進みました。裁断の時に発生した紙のゴミをなんどポリ袋に入れてゴミ収集場に運んだか。そうして得たspace。なんか頭に風が吹き始めたようでいいですよ。自分じゃないみたい。

検索できる機能があるらしい

ネットでみるとデジタイズした本の文章を検索できるやり方があるそうです。自分はやってませんが、これ使えると思いますね。以前買った本の中にこんなフレーズ無かったかな?とかその場で探せるし、レポート書くときも便利ですよ。パソコンの周りに本並べて書くやり方に似てますよね。やってみようかな。

分類もできる

ちびりちびりですが電子図書館の分類もやってます。上述のノウハウ本、人の歌集。歌論。血圧さげる本。パソコンの使い方、premiereやPhotoshopの使い方とか。

家の狭い人はやったらいい。

このデジタルライブラリー、部屋の狭い人はやる必要あるのかなと思います。やっぱ書棚に本並べてるほうが手っ取り早いですよ。でも自分には必要でした。とりあえずテーブルの下のダンボールを一掃して足延ばして飯食えるようになりました。リビングの中をステップ踏んでソファに行くこともなくなりました。とはいいつつ本は多いです。まあしょうがないよ。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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