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京都発!コレクタブルNFT「ShikiDeities」第一部・天狗/記念作品『大天狗・鞍馬山魔王大僧正&鞍馬山僧正坊』

京都・鞍馬寺

鞍馬寺 仁王門前
京都・鞍馬寺 本殿
京都・鞍馬寺 奥之院魔王殿


京都屈指のパワースポット
であり、治療師・ヒーラー(healer)の聖地でもあり、天狗伝説の発祥地である鞍馬寺。

日本一の天狗を拝みたい方、運命改善のご利益を預かりたい方には、一生に一度は参拝をおすすめしたい貴重な仏閣です。



こんにちは。Shiki Deities Founderの那知(Nachi)です。

日本の神社・仏閣で祀られている神様を
全十二部のシリーズで描く コレクタブルNFT「Shiki Deities」

「第一部・天狗」では、日本の神様の一柱である「天狗」を描いていきます。


 ”天狗” と聞くとどのようなイメージがあるでしょう?

「あの人は少し褒めただけで天狗になるから、褒めないようにしよう」とか

「あの人はいっときは事業が成功したけれど、天狗になって努力を忘れてしまい倒産をしてしまった」

など、天狗という言葉は、" 謙虚さを忘れ、傲慢になった人 "
" 調子に乗っている人 ”
を揶揄(やゆ)する際によく使われますよね。

天狗は”日本の神様”として有名ではありますが
”日本の妖怪”としても有名です。

神様と妖怪の違いはなんでしょう?

結論から言うと

目に見えない” かつ、”神性の性質が高い” 存在を「神様

目に見えない” かつ、”獣性の性質が高い” 存在を「妖怪

と古来から日本の人々はそのように呼んでいるようです。

注)神性とは、「全体主義」という、個人の利益を追求するのではなく全体として上手く回るように考える感性であり、「利他主義」、他我、非我のことであります。またこれらの神性極まる行為の延長線上に、人々が『光』と崇めるものが存在します。

注)獣性とは、個人主義という、自分の生存のために他人をないがしろにする感性であり動物的な欲求のことであり、
利己的主義、エゴとも呼び、キリスト教でいう7つの大罪(色欲、強欲、暴食、怠惰、傲慢、憤怒、嫉妬)の欲望のことであります。
またこれらの欲望による行為の延長線上に、人々が『闇』と呼ぶものが存在します。

” 人間  " という同じ種族・属性でも「神性・光」と「獣性・闇」のバランスが人それぞれ違うように、神様・妖怪と呼ばれる存在も、その " 存在 " ごとに様々です。

"神性・光" が強い天狗を人々は、「天狗神」とあがめ
"獣性・闇" が神性を上回る天狗を人々は、「妖怪」と呼んでいるようです。

昨今、人々の”個性”に焦点が当てられていますが

”個性”というのは、

”どのような時代” に
”どのような環境”に置かれ
”どのような条件のもとで” 
”どのような心のあり方で過ごすのか”


によって社会に価値をもたらすのか、そうでないかが左右されます。

その人の個性が、時代のニーズにマッチして
適切な環境に配置され、適切な条件のもとで
善い心のあり方で過ごすことで

はじめて、その個性は人々に価値をもたらし
良い影響を他者に与えていくのでは、と思います。

人間と同じように、日本の神様もさまざまな個性があります
「天狗」という属性

実力が伴っており、謙虚さを持ち、感謝の心を忘れず努力を怠らない場合は

確固たる成功哲学、信念を持ち
自信に溢れて、成し遂げることができる


という良質な部分があらわれますが

実力が伴わず、謙虚さと感謝を忘れ、努力を怠る場合は

傲慢になり、他者の意見を聞かなくなり、見下し、感謝が減り、自己中心的になり、自らの非を認めなくなる

という低質な部分が、表面化してしまうのかもしれません。

天狗を信仰する際は、
謙虚さ、感謝の心を忘れず、努力をし続けるという強い心構えをもてば

良いご利益にあやかれるのかもしれません。

鞍馬寺の歴史

鞍馬寺が建立されている「鞍馬山」は京都市左京区にある標高約584メートルの山です。


鞍馬寺は
奈良時代後期770年に鑑真(がんじん)の弟子である鑑禎(がんちょう)という人物によって創建されたのが始まりとされています。

1250年ほど昔からある仏閣、、歴史を感じます笑


風俗博物館 公式HPより
平安京と鞍馬寺


平安時代
鞍馬寺(くらまでら)平安京の北の要と言われていました。

当時、鞍馬寺には北方の守護神である毘沙門天(びしゃもんてん)のみが本尊として祀られていました。

平安京の正門には、羅城門(芥川龍之介の小説で有名)がありましたが羅城門にも毘沙門天の立像が安置されていました。

平安京は、北を鞍馬寺南を羅城門、という二体の毘沙門天により
外界の穢れ(けがれ)
から都を守っていたと言われています。


鞍馬寺は、平安京を穢れから守る重要な”結界”の役割を果たしていたお寺☺️


平安時代中期、清少納言が書いた
「枕草子」996年〜1008年)にも鞍馬は登場します。

近うて遠きもの。宮のまへの祭り。思はぬはらから、親族(しぞく)の仲。鞍馬(くらま)のつづらをりといふ道。十二月(師走/しはす)のつごもりの日、正月(睦月/むつき)のついたちの日のほど。

遠くて近きもの。
極楽。舟の道。人の中。

枕草子第166段、第167段

<現代語訳>
近くて(実は)遠いもの(といえば)。
宮のべの祭り(正月と十二月の最初の午の日に行われた祭り)。
親しく思わない兄弟姉妹、親族の間柄。
鞍馬(京都にある鞍馬山)のつづらおりという道(幾重にも折り曲がった坂道)。
十二月の大みそかの日と、正月の一日の間。

遠くて(実は)近いもの(といえば)。
極楽。舟の道中(船旅)。人(男女)の仲。

「近くて遠いもの、遠くて近いもの。。」
物理的な距離、精神的な距離、人の時間の感じ方などを
うまくとらえて、表現された清少納言の実に美しい文章です。。

平安時代、 貴族は急を要する外出や、細い道、難路、山道をいく時に 「輿(こし)」を使用していました。 輿は、力者(りきしゃ)によって担がれる乗り物です。
鞍馬に登る際は山道が多いので、高級貴族は 輿を用いていました。
風俗博物館 公式HPより

鞍馬寺は、平安京の北に位置しており、京の都から遠すぎず、近すぎない位置にあること、鞍馬の山は曲がりくねった道が多いことからも、このように清少納言の歌に表現されていますが

都で人気の清少納言が平安時代当時の人々の共感をえる歌の中に「鞍馬」が登場していることからも、人々の鞍馬を愛して、少し通いづらいけれども、通っていたことが読み取れます。

実際に、鞍馬・鞍馬山・鞍馬寺に登ってみるとわかりますが山道がかなり険しいです。。笑

相当な目的がないと、通いたいと思えないくらいきつい山道です笑。

ましてや、平安時代当時の高級貴族は、輿を用いないと登れませんから予算や人員、労力と、とても様々なコストかかりますが、そこまでしても登りたいと、人々が思う鞍馬寺の魅力ということなのでしょう。笑


鞍馬寺 本殿 金堂

鞍馬寺 本殿 金堂


鞍馬寺は、奈良時代後期770年に鑑真(がんじん)の弟子である鑑禎(がんちょう)という人物によって創建され、真言宗の寺院でありましたが、平安時代後期以降は天台宗寺院となり、戦後は鞍馬弘教という宗派の大本山となって現在に至ります。


鞍馬寺 本殿 金堂の
本尊(お寺が祀るメインとなる仏像)

は三尊あります。

護法魔王尊・毘沙門天・千手観音菩薩

この三尊を本尊(尊天)としています。

本尊(尊天)が複数あるお寺はとても珍しいです。

写真:「古寺巡礼 京都 14 鞍馬寺」
左から護法魔王尊、毘沙門天、千手観音菩薩

鞍馬寺本殿金堂に祀られている3つの像(御前立)すべて大変立派です。。

ちなみに、本物の本尊(尊天)は拝めませんが、本尊が隠されている厨子の扉の前には御前立という、本物の本尊に似せた身代わりの仏像が置かれています。上記の写真が御前立です。

本尊(尊天)は60年に1度、丙寅の年のみ開扉される秘仏であり、次に拝めるのは、2046年です。

もしこの機会を逃したら、次に拝めるのは2106年笑。。
あと20数年は生きて拝みたいものです笑笑

鞍馬天狗伝説

鞍馬山・鞍馬寺には「鞍馬天狗伝説」が語り継がれており、平安時代末期の「源平合戦」で大活躍した牛若丸(源義経)に
日本八天狗の中の一柱の、鞍馬に住む大天狗・鞍馬山僧正坊(くらまやまそうじょうぼう)が武芸を授けたという逸話が残っています。
※「柱」は神様の数えるときに使う言葉

能の演目の鞍馬天狗でも描かれており
1000年以上たった今でも受け継がれています。

能・鞍馬天狗について詳しくはこちら↓


義経鞍馬山之図。鞍馬山で天狗との修行  月岡芳年画
鞍馬寺の大天狗僧正坊と剣術修行をする遮那王。月岡芳年画

Shiki Deities 「大天狗×源平合戦」第二章
〜牛若丸と弁慶の運命の出会い〜はこちら↓


ここでShiki Deities の作品の紹介です。

Shiki Deities 『大天狗・鞍馬山僧正坊』
(だいてんぐ・くらまやまそうじょうぼう)

「Shiki Deities」専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

大天狗・鞍馬山僧正坊
日本八天狗の第二位とも名高い、鞍馬山僧正坊。右手に天狗扇(てんぐおうぎ)に左手に三叉槍(さんさそう)。天狗というと強そうなイメージですが、僧正坊はどこか寂しそうな表情をしています。寂しそうにしていた鞍馬天狗(僧正坊)に牛若丸(義経)が話しかけたことがきっかけで仲良くなり、のちに鞍馬天狗から武芸を授かったと、能の「鞍馬天狗」では描かれています。


コレクタブルNFT Shiki Deities 「大天狗・鞍馬山僧正坊」はこちらOpensea

鞍馬寺 奥之院魔王殿

京都・鞍馬寺 奥之院魔王殿

鞍馬寺 奥之院魔王殿に祀られているのは
鞍馬寺で祀られる尊天の一尊である大天狗・護法魔王尊(ごほうまおうそん)またの名を鞍馬山魔王大僧正(くらまやままおうだいそうじょう)です。

写真:「京都発見 三 洛北の夢」
護法魔王尊

この像を見るからにも
まさに天狗の容姿をしています。

護法魔王尊は日本天狗界のトップと言われています。


ここでShiki Deities の作品の紹介です。

Shiki Deities 『大天狗・鞍馬山魔王大僧正』
(だいてんぐ・くらまやままおうだいそうじょう)

「Shiki Deities」専属クリエーターの
TALKIE(トーキー)さんに描いていただきました。

大天狗・鞍馬山魔王大僧正
天使のような白い大きい羽に、右手に天狗扇(てんぐおうぎ)、左手に三叉槍(さんさそう)。腕と足には甲冑をまとい、威厳ある立ち姿はとても力強くかっこいいです。長く白い髭に、天狗の長い鼻、険しい表情。。よほどの覚悟がないと大僧正さんの厳しい指導を乗り越えれなさそう。汗笑


コレクタブルNFT Shiki Deities 「大天狗・鞍馬山魔王大僧正」はこちらOpensea


格の高い天狗の祀られている有名な神社・仏閣一覧


天狗が祀られている神社・仏閣は、京都鞍馬寺だけでなく、日本全国存在しています。

その中でも、格の高い天狗が祀られていると名高い神社・仏閣をまとめました。

格の高い天狗の祀られていると有名な神社・仏閣

<関東・中部・東北>
東京都・高尾山薬王院 / 高尾山
群馬県・迦葉山 龍華院 弥勒護国禅寺/迦葉山
神奈川県・ 大雄山最乗寺 / 大雄山
栃木県・古峯神社

<関西>
京都・鞍馬寺(奥之院魔王殿/僧正谷不動堂/本殿) <鞍馬山魔王大僧正>
京都・総本宮 愛宕神社 / 愛宕山<日本八天狗・愛宕山太郎坊>
京都・鞍馬寺(本殿)/ 鞍馬山<日本八天狗・鞍馬山僧正坊>

<九州・中国・四国地方>
福岡・英彦山豊前坊高住神社<日本八天狗・彦山豊前坊>

コレクタブルNFT「Shiki Deities」「第一部・天狗」では上記の神社・仏閣にてインスピレーションを降ろして、様々な日本文化や歴史、四季折々の風情と共に、今後作品を描いていきます。


それでは、Shiki Deitiesと共にあらんことを。

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