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経営学習研究所、さあこれからどうする➁

今週の土曜日はMALLの理事会です。なんか妙に忙しい日々です。少し呑みにでれるようになったので、さらに忙しくなっています。別に行かなきゃいいんだけど。

で、自粛前の1月に「経営学習研究所、さあこれからどうする」という記事を書きました。合宿まではできなくなったんだけど、今回の総会ではこのテーマをやります。ブランク空きまくりですが。

ちゃんと考えなきゃなぁと、土壇場になってあらためて思った日曜日なのですが、なかなか考えがまとまりません。で、MALL(経営学習研究所)ってなんだったんだろう(別に意図的過去形にはしていないです)と思い、過去の映像を見てみました。少し脱線しますが、私はSFが好きなんですが、マニアの中ではSFマガジンの創刊号というのはすごく値打ちがあります。創刊という希少価値もあるんだけど、実は創刊号というものには、編集者の想いが集大成されており、レベル的にも素晴らしいものになっているのと、その雑誌のコンセプト、価値等が凝縮されているからといわれます。SFマガジンの創刊号は復刻版も出ています。ちなみに私の祖父は雑誌の創刊号の収集家でした。たぶん当時は日本一レベルだったんじゃないかな。今、地元の図書館にすべて寄贈されています。寄贈の直前に一冊だけ私が抜き取ったのが、SFマガジンの創刊号でした。形見分けということでお許しください。話が長々とそれました。まあ、そういうわけでMALLにとっては第1回のイベントが創刊号にあたりますから、まずはキックオフイベントを振り返るのがいいかなと思いました。第1回のキックオフイベントでは、ちょうどよいことに3本のリフレクション・ムービーが残っています。

キックオフイベント リフレクションムービー

キックオフ「参加型」リフレクションムービー

MALLの「場」の作り方

これらのムービーでは、参加者からのツイッターでの声がたくさん収録されています。その中から、コンテンツそのものについて語ったもの以外を抽出してみました。

・まだよくわからないけど、とにかく面白そう
・対話して気づいて、脳みそあったまったところで、その後更に話す→外で飲め、語れという学びの流れ。確かに(笑)
・MALL理事陣のイーゼルトーク、それぞれかすごく情熱をもってキラキラ語っているのがいいなー
・今からMALLのイベントに参加してきます! ワクワク!!
・学習立国日本、って、私の心にヒットした
・先ほどまで、経営学習研究所(MALL)キックオフイベントに参加していました。何かここからコトが起こりそうな、素敵なモヤモヤに満ちてました。ありがとうございました!
・こんなに学びの意識が高い人たちが多いなんて! まだまだこの国も可能性があるんだなと。自分の職場にも必ずいると信じて。明日からも頑張ろうと思いました。
・MALLキックオフイベント終了。学習するオトナが増えたらきっと世の中はキラキラしたステキな世界になる。学ぶって眉間にしわ寄せた必死なものじゃなくて、もっと身近なものなんだ。ってことをあの場に集ったあたしたちは伝えていく役目があるような気がするよー。
・ずーっと前に名刺交換だけしてた方と会場で再会。採用と育成についてラーニングする場を創ろうと約束しました。イノベーションの場では、こんな出来事があっさり起こるんですね!
・リフレクションムービーに自分を見つけてちょっと嬉しかった。
・シアターMALLだん。今日の学びは徹底した場作りの重要性です。次回が待ち遠しい、ワクワクする企画でした。何か生まれそうです。
・きっといろいろな会社の人事の方が、MALLのようなイベントに参加して、本気で会社のことを考えてるなんて、今の大学4年生は知りません。まずは就職活動をしている友人に今日の話をすることから始めたいと思います。
・とても楽しかった。けど、やっぱりこの場には入れない人がたくさんいるなぁ、とも感じる。もちろんみんなが入んなくてもいいのですが。でも一方でやっぱりここで起きたこと、感じたことを、いなかった人と何かの形で共有したいとすると、そこには一工夫する気がする…。
・MALL経営学習研究所キックオフに参加。一部の新人研修事例発表&ダイアログ~二部の理事の皆さんの企画プレゼン&懇親会と、とにかく熱気に溢れてた。馴染みのメンバー、久しぶりの方、初対面の方…大人の学びへの熱意が繋がる場だった。想いをもって関わり、動いていこう。
・長岡先生がいつもにまして、チャーミングでした。そして、キラキラでした。

あー画像から、打ち込んでたら、まとめがあった。でも、いいや。

あらためて考えると、学びの状況はよくなったのか、よくなっていないのかわからなくなってきました。場自体は増えたように感じます。上手に場をつくれる人も増えたような気がする。では、日本が元気になったかというと、どうもそんな感じもしないです。大東京にいながらして学びにアクセスしていない社会人はいまだに絶対多数のように感じます。これが1つ感じたこと。

あと、学びでいうと、なんか学びが生活から切り離れて語られているような感じがどうしてもしちゃうんです。これ上手に言葉になっていません。生活の中に学びはあり、学びは生活そのもの、ここでいう生活には仕事も含まれます。そんな感じに学びがなっていないような気もしたりします。

それから、映像を振り返ると、MALLってワクワクでキラキラだったんだ。なるほど。あと、もやもやで面白"そう"。この"そう"が大事ですね。そもそもキックオフイベントの第二部のタイトルは「MALLと一緒に面白いことをしよう」でした。面白く学ぶ、学ぶのは面白い、面白いことをしかける、これも伝えたいメッセージだったんだな。さっきの生活の話と自分の中ではこれってつながるんだなぁ。

確かに初回は特にワクワクしてました。大はしゃぎでしたね。ツイッターのログの開催前のあたりとか、開催後のとか。テンション高いです。あの長岡先生もそうとうにワクワクやってました。だからキラキラして見えたんだ。いつしか主催者側のワクワク感は徐々に下がってきます。これが最大の問題。いつも抽選になるくらい人は来てくださるし、それなりのコンテンツは創れるし、場作りもそつなくできるし、でもそうなっちゃったんだよねぇ、"そつなく"。よくよく考えると最初の頃のイベントはなかなか無駄だらけでした。オーパースペックそのもの。食べ物もアルコールも激しくあまってた。装飾もあれやこれや、企画も詰め込み過ぎくらい。やっぱりイベントってすべて主催者がどれだけワクワクできるかどうかで勝負が決まるんじゃないかな。たぶん、会社説明会だって入社式だって同じです。もちろんそつなくやろうと決めれば、その必要はなくなるんだけど。まあ、入社式はそれでもいいかもね。常に新しいことをやることにワクワクを感じる性分の人が理事には多いのかな。

何となく、やるべきことが見えてきたような気がします。これが土曜日までに言語ができるかどうかですね。



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