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英語も人も結局、環境?

カナダに来ていつの間にか9年目になっていた(越してきて8年半)。
性格には日本に一時帰国したりなんだりしているので実質カナダに住んでるのは7年くらいだろうか。

ほぼほぼ英語力の無いまま若気の至りでカナダに来て、それでも9年近くいると流石にある程度の英語力は身に付く。
いまだに英語を読むのも遅いし難しい単語は分からない事も多いがなんとか英語で仕事もいくつかしてきた。

何年も英語環境に居てある程度耳も慣れてくると、ようやく人それぞれの話し方や、言葉の選び方に癖があるのが分かってくる。日本語と同じだ。家族、友人、同僚、みんなそれぞれ話し方に癖がある。

幼稚園レベルの英語力でカナダにきた私も、周りの英語にはかなり影響されてきたと思う。半年も語学学校に居ておいてスピーキング力の低さを指摘されつつも、それでも奇跡的に仕事が見つかり、ダウンタウンの観光客がたくさん来るジェラート屋でバイトを始めた。
基本はお客さんからオーダーを受けジェラートをスクープするだけの仕事なのでいわゆるエントリーレベルの仕事だ。なので特に夏場は地元の高校生や大学生が小遣い稼ぎにバイトでたくさん入ってきた。
その時既に私はアラサーに片足突っ込んでる年齢だったので彼らからしたらかなりお姉さんに見られていたとは思うが、英語力においてもカナダ生活においても私はかなりの後輩なので積極的に会話をする努力をした。

その甲斐もあってか当時のアルバイト仲間とはそこそこ仲良くなれた。大体が10代の若い子だったのでみんなおしゃべりは大好きだった。恋バナで盛り上がれるのは世界共通だ。その時流行っていた曲、言葉など本当に色々教えてもらった。

そうやって若い子とガンガン話す生活が数年続いたが、転職をしたりなんだりで私の身の回りは同年代や少し年上の人間が増えた。
そこまでかしこまった職場では無かったがメールを日々書いたり、お客さんとビシネスの話をしたり。そんな生活の中で私はなんとなく気がついた。私の話し方はなんとなく年齢に合ってないと。

カナダ人の彼のいる日本人の友人が英語を話すのを聞くと、若干男の子っぽいな、と思った。日本人の彼のいるカナダ人の友達が日本語を話すとちょっと男の子っぽい話し方だなと思った。

英語には敬語がないとか色々な理由でコミュニケーションが淡白になるイメージもあるだろうが、実際はかなりその人の性格が出ると思う。

そして一言にカナダと言えど、単純に面積だけで言えば日本の約26倍もある。もちろん地域によっても大まかな人柄の差はあるだろうと思う。私はこの9年間で旅行以外で都市を移動したことが無いのでそこはハッキリとは言えないが。


英語及び語学にそこまで興味がある訳でもない私も、この環境による人々の話し方の違いは面白いなあと日々思う。

近くのお城。家だったり病院だったり学校だったりした場所。

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