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私の知ることを諦めない努力

こんにちは、かふぇいんです。
今回は好きな音源(ゲールフォース)と、
その音源について調べていた中で見えたことの話。




この話の概要


絶対長くなるので先に概要をいうと、
当時小学生の私が部活として打ち込んだ
ブリティッシュブラスとその演奏についてもっと知りたくて、好きな音源を調べていたら見えたことの話です。

誰かの役に立つとも思えないし
書くことに意味があるかないかでいうと
ほぼないに等しいけど、自分にとっては
大事なことだなと改めて思ったのでほぼメモ書き。



好きな曲の演奏団体が分からない


当時、小学生の自分が何よりも打ちこんで
夢中になったブリティッシュブラス。

中高で吹奏楽部に入ってからも、
ブリティッシュのあの厚みのある
金管の響きが忘れられず、
小学生の頃に顧問の先生から頂いた音源を
ひたすら聞きまくってました。

先生から頂いた音源、曲と作曲家は
頂いたメモに書いてあったんですけども
演奏団体も演奏された年月も何も分からなくて

高校にあがってケータイ・スマホを
使えるようになってからは必死で
この音源はどこの演奏なのか探しまくりました。

テンポ感や音色、フレーズの歌い方、
ブレスのとり方や音の処理など、
細かな違いを聴き分ける練習にはなったかもしれない。


こないだの演奏会の写真。


やっと見つかった音源


そうしてやっっっとの思いで見つけられました。
その演奏がこちら。


P.Graham作曲「Gaelforce」

グレイアム作曲のこのゲールフォースですが、
3つのアイルランド民謡がそれぞれ元となっています。曲について解説しだすと止まらないので、
曲についてはまたいずれ。

この音源は2001年のEBBC(全欧選手権)
Yorkshire Building Society Band(YBS)
演奏していたものでした。


この音源にたどり着くまで本当に色々な
演奏を聴きました。どの演奏も素敵でしたが
自分にとっての特別はやはりこの演奏でした。


先生がこの音源をくれた理由


当時、先生はなぜこの演奏音源を参考音源にと
聞かせてくれたんだろう。

何かこの演奏や音色から参考にしてほしい、
目指して欲しい所があったんだろうか。
数ある音源の中で、どうしてこの演奏だったんだろう。

そう思い、この曲だけではなく色々な団体や
色んな曲の演奏を聴くようになりました。

ゲールフォースを吹くのが楽しくて仕方なかった
あの頃、先生は自分達には見えていなかった
景色が見えていたんだろうか。

今からでも沢山の音を聞いていけば
自分もいつか同じ景色が見えるようになれるだろうか。

そんな思いで数々の演奏を聴いていたある日、
その顧問の先生と連絡がとれるタイミングがありました。

よし、思い切って聞いてみるか。

意を決して先生に今まで考えていた事を尋ねると


「ん?いやあそんなに深い意味はないよ。ちょうどその音源を持ってて、こんな曲だよ~~って知って欲しかったって言うか。」



……まじか。


いやまあそりゃそうだ。小学生のことをナメてる
訳では無いが、多分そこが1番に伝わらないと
始まらないもんな……


そんなあっさりとした理由で長年の謎は解けたのでした。



さて何が違うでしょうか


考え続けることは、知ることを諦めない努力なのかもしれない


でもこの長年の
「どうしてなのか」「他の演奏とはどう違うか」
自分はこの演奏のどんな所が好きだと思ったのか」という点をよく考える習慣は自分の大事な
経験になりました。


多分この習慣を通して手に入れたことは、
知ることを諦めない努力」だったんだなと。

自分の好きなものでも、分かり合えないものでも
知ろうとする努力は諦めたくない、みたいな
価値観が多分この経験で培われたんじゃないかなと
思います。

その末に理解しあえたらハッピーだし、
理解できなくても歩み寄ることができたら
それはいつかなにかの役にたつかもしれない。

先生にそんな意図はなかったとしても、
そんな経験をさせてくれたことを本当にありがたく
思っています。先生ありがとう。


おわりに


そんな自分は社会人になってからも
ブリティッシュブラスを続けています。
あの頃からまたやりたいなと思っていたんですよね、ブリティッシュ。

皆さんのお近くでも演奏会などありましたら
ぜひ、聴いてみてくださいませ。

それではまたね👋



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