見出し画像

寂しさと星と優しさと

寒さが本格的になってくると、やっぱりいろんなことを考え始めてしまう。
身も心も寒いこととか、普段より多いタスクを処理できなくて無能さを感じるとか…。

恋愛だけが幸せになる方法ではないし、仕事や勉強が全てではないけど、多くの人の人生に対してそれらが占める部分が大きいのは事実だと思う。

ただもちろん、それらの中にはメンタルが安定している上で始めないといけないこともあると思う。
そう考えていたはずなのに、また他人と比べてしまって、帰り道の途中で立ち止まってしまった。

本当はずっとそこに留まって、誰の家の前かも分からないところで気が済むまで泣いて、それに飽きたころにまた歩き始めたかった。
でも、あまりの寒さにそれをすることはできなくて、「こうやって見逃されてきた感情がいくつあるのだろう」と虚しく思った。

寂しさと切なさに襲われて家に着いたタイミングで、たまたま誘われて街に繰り出した。
久しぶりに会った人がいて、優しさとチャームポイントの八重歯が変わっていなくて安心した。
また別の人は結構出来上がっていて、ちゃんと会話できなかったけど楽しかった。
それに対して自分は、キャパが以前より大きくなっていたし、前は敬語だった人にタメ口で話せるようになっていた。

いい意味で周りは変わっていないのに、私はいらなく変化してしまった気がした。
でも変わるべきところは変われていなくて、それがまた私を悲しくさせた。
そんな中でも〆の鮨は旨くて、いろんなことを忘れかけた。

だから今日の私はただ、帰り道にあった寂しさをほんのちょっとと今日見た星の綺麗さと彼の優しさを覚えておこうと思う。
それだけでもきっと強くなれるし、意味がある。
別に今すぐに満足することを目指して焦らなくていい。
死ぬまでの目標はもう手の中にある。
こうやって一歩ずつ進めばいいから。

では、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?