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入院2日目 その2

18:00に夕飯で、そのあとまた本を読んでウトウト。
気づいたことは、活字を読むのがこんなに疲れるとは!ということ。
だからなかなか本が進まずに、
漫画版の「君たちはどう生きるか」を読んでいる。
漫画だったらスラスラ読めるからうれしい。
20:30に薬セルトラリンをナースステーションでもらい、看護師の前で飲み、自室へ。
21:00消灯と同時に眠りにつく。
私の睡魔のほうが勝っているからか、
隣の部屋でドンドン壁を叩いたり唸ったりする声があまり気にならなかった。

苦しいよね。

こういう病気になるまでは、
きっとそういう状況にいたら恐怖心しか無かったかもしれないが、
うつ病になってからは、
みんなそれぞれの抱えているもの、
乗り越えたいもの、
立ち向かっているもの、
葛藤や自己嫌悪、不安と恐怖、
自身と向き合うことがどれだけ大変か分かるから、
ここに居るみんなの事は怖いとは思わない。
逆に
外の「普通」人間のほうが、
時間の流れが早すぎて怖いとさえ思う。

ここに居る人たちに
実は気づかされることがたくさんある。

みんなはそれぞれの時間を
自分の為に
自分のペースでゆったり過ごして居る。
そう、ここは時間がとてもゆっくり流れている。
それが私に、

焦らなくていい
意のままで、その時その時の
自分のペースでいい

そう思わせてくれるのはとてもありがたい。

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I draw what I saw and want to see. イラストレーター&芸術教育者 只今育児中、心療内科に通うサバイバー