あなたが何を着ていても

国連広報センターは8月14日、SNSの公式アカウントで、女性に対する性的暴力に関連する複数の投稿をした。同日、韓国出身の人気DJであるDJ SODAさんが、音楽フェスティバルでのパフォーマンス中に、複数の観客から胸を触られたとSNSで訴えていた。

ハフポスト日本版編集部

先日大阪で開かれた音楽フェスにおいて、DJの韓国人女性が観客に胸を触られるという性的被害を受けたというニュースが取り上げられた。

私はそのネットニュースを読んでいて被害の内容もさることながら、その記事へのコメントにショックを受けた。

そんな露出の多い服を着ている方が悪い。

胸でファンを集めているのだから仕方ない。

このコメントを見て本当に悲しくなったし、日本の認識はこんなものなのかとがっかりした。きっとご本人は私以上のショックを受けていると思う。

これが性暴力の二次被害ではなくなんなのか?こうした犯罪が起こる時、なぜ被害者に責任を負わせるのだろうか?

彼女の元にもこれらと同等のコメントが届いたようで、彼女はSNSでこうコメントしている。

「私は人々に私に触ってほしいから露出した服を着るのではない。 私は服を選ぶ時、自己満足で着たい服を着ているし、どの服を着れば自分が綺麗に見えるかをよく知っているし、その服を着る事で自分の自信になる」
「ウォーターフェスティバルで露出している服を着る事が間違っているの? 私は自分が着たい服を着る自由があるし、誰も服装で人を判断できない。私の体は自分のものであって、他人のものじゃない。私は露出した服を着るのが好きで、これからもずっと着ていくつもりです。だからみんな服装に干渉する人たちの顔色を伺わず、着たい服を思う存分着ながら生きよう!!」

本当に最もな意見だ。

主催者側は早急に動き、法的措置をとる姿勢を見せている。

胸を触った加害者は、「セクシーな服を着ている=触ってください」だと思っているのだろう。(馬鹿野郎と叫んでやりたい!)

同意や許可なく他者の体に触れてはいけない。それが子供でも大人でも。

その概念が日本ではまだ乏しいのではないかなと残念ながら感じた。

衣服には外的刺激から肌を守ることや、温度調節、そして自己表現の手段としての目的がある。
彼女のいうように、自分の好きな服を自分が綺麗に見えるように着て、自分を表現している。ただそれだけだ。

なんで女性が男性に合わせて服を選ばなきゃならないの???


被害者は他人に責められる前に自分を責める。加害者が100%悪いのにだ。
だからこれ以上被害者を責めることはやめてほしい。

悪いのは100%加害者。
この問題の犯人が早く特定されることを願う。

私は若い頃からデコルテがざっくり開いた服やピタッとした服が好きで今もよくそんな服を着ているが、それは男性のためでもなんでもない。
自分の好きなものを、自分の体型に合ったものを着ている。
それは誰かのためではなく、自分と、自分の身体へのリスペクトと愛があるから。
だからこれからも自分の着たい服を着ていく。


サポートしてくださるとめちゃくちゃ嬉しいです!!