LingNan_LIFE

日本と中国を行き来している日本人です。 中国や日本のあれやこれや、歴史の痕跡、そして普…

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日本と中国を行き来している日本人です。 中国や日本のあれやこれや、歴史の痕跡、そして普通の人々…。 気がつけば中国との付き合いは四半世紀を越え、滞在年数10年、中国で訪れた都市は126都市になりました。

最近の記事

永遠に生きる「徐福」の話

佐賀市と中国・連雲港市は友好都市である。 連雲港市は、「港」という字からも分かる通り、海に面した港町である。 江蘇省連雲港市。人口規模は460万人だ。 江蘇省という省は、長方形のような形をしている。長方形を縦に置いた時、南京や蘇州、揚州、無錫といった有名な都市は、下半分に集中している。長江が長方形の下の方を横断しているからだ。長方形の上半分にある都市は、あまり目立っていない。連雲港がある場所は、長方形の右上の角に当たる。日本での知名度もあまり高くない。 しかし、「港」と

    • 四川をゆく4 【広漢・三星堆遺跡】

      2022年12月29日〜2023年1月3日にわたる四川省の旅行記です。 【旅行スケジュール】 12月29日 広州 → 成都       武侯祠•錦里古街•杜甫草堂•金沙遺跡博物館•黄忠公園 12月30日 成都パンダ研究基地 → 広漢三星堆博物館(広漢市) 12月31日 成都 → 蘇墳山•蘇軾公園•三蘇祠(眉山市) → 楽山大仏(楽山市)→青城山 1月 1日  青城山•都江堰(都江堰市) → 成都 1月 2日  成都 → 剣門関(剣閣県) → 成都 1月 3日  四川博物院

      • 四川をゆく3 【成都・パンダ研究基地】

        2022年12月29日〜2023年1月3日にわたる四川省の旅行記です。 【旅行スケジュール】 12月29日 広州 → 成都       武侯祠•錦里古街•杜甫草堂•金沙遺跡博物館•黄忠公園 12月30日 成都パンダ研究基地 → 広漢三星堆博物館(広漢市) 12月31日 成都 → 蘇墳山•蘇軾公園•三蘇祠(眉山市) → 楽山大仏(楽山市)→青城山 1月 1日  青城山•都江堰(都江堰市) → 成都 1月 2日  成都 → 剣門関(剣閣県) → 成都 1月 3日  四川博物院

        • 四川をゆく2 【成都・杜甫草堂】

          2022年12月29日〜2023年1月3日にわたる四川省の旅行記です。 【旅行スケジュール】 12月29日 広州 → 成都       武侯祠•錦里古街•杜甫草堂•金沙遺跡博物館•黄忠公園 12月30日 成都パンダ研究基地 → 広漢三星堆博物館(広漢市) 12月31日 成都 → 蘇墳山•蘇軾公園•三蘇祠(眉山市) → 楽山大仏(楽山市)→青城山 1月 1日  青城山•都江堰(都江堰市) → 成都 1月 2日  成都 → 剣門関(剣閣県) → 成都 1月 3日  四川博物院

        永遠に生きる「徐福」の話

          四川をゆく1 【蜀の都・成都】

          2022年12月29日〜2023年1月3日にわたる四川省の旅行記です。 【旅行スケジュール】 12月29日 広州 → 成都       武侯祠•錦里古街•杜甫草堂•金沙遺跡博物館•黄忠公園 12月30日 成都パンダ研究基地 → 広漢三星堆博物館(広漢市) 12月31日 成都 → 蘇墳山•蘇軾公園•三蘇祠(眉山市) → 楽山大仏(楽山市)→青城山 1月 1日  青城山•都江堰(都江堰市) → 成都 1月 2日  成都 → 剣門関(剣閣県) → 成都 1月 3日 

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          〈水調歌頭〉 出会いと別れ、喜びと悲しみ… 【心を癒す蘇軾のレジリエンス その2】

          胸にポッカリ穴が開いてしまったよう…。 春は、出会いと別れの季節。 新しい季節が来て、大切な人と離れ離れになり、寂しい思いをしている人もいると思います。 人生における、出会いと別れ、喜びと悲しみ。 それを昔の人々はどのように感じていたのか。 今回は、この点について、とても素敵な蘇軾の詩を紹介したいと思います。 なお、今回も、翻訳や感想は個人の解釈によるものです。勝手に書いておいて申し訳ないのですが、正確な意味や解釈は、専門書等で調べていただくことを強くお勧めします。

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          〈雪泥鴻爪〉人生とは雪に残る足跡…【心を癒す蘇軾のレジリエンス その1】

          人生に目標は必要でしょうか? 「夢を持ちなさい」「目標達成のために頑張りなさい」と常に追い立てられる現代社会。果たして、我々一人一人の夢や目標は、人生にどんな意味を与えてくれるのでしょうか…? 1,000年ほど前の中国、宋王朝の時代に生きた「蘇軾」という文人がいます。別名を「蘇東坡」。「東坡肉」という料理を生み出し、名前の由来ともなっている人です。 彼は3,500編近い詩を残したと言われ、唐宋八大家に名前を挙げられる程、中国でも絶大な人気を誇る人物です。 若くして才覚

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          中国の市場で感じたモノの価値を見る力

          中国の市場で買い物するのは、本当に苦手でした。 今でこそ、中国も随分スーパーやコンビニも増えましたが、以前は、何か買い物しようとすると、近所の市場に行かなければならず、その度に憂鬱になっていました。 というのも、市場では、多くの店舗で値札が出されていないのです。店先の台、路上の一角に無造作に置かれた商品の数々。一見するとどの店舗も同じ物が並んでいるように見えます。この中から、自分のお目当てのものを選び出し、値段交渉をして購入するのです。 中国語のレベルが中途半端だった時

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          王安石の誕生日

          昨日(2021年12月18日)、宋代の詩人・蘇軾(蘇東坡)についてまとめる機会があり、色々と資料を見ていたら、たまたま昨日が「王安石」生誕から1000年にあたるアニバーサリーデーだということに気づきました。 王安石の誕生日は、1021年12月18日。もちろん旧暦での日にちなので、ぴったり同じ日という訳ではないと思いますが、たまたま発見したその偶然に、しばしの間、感慨に耽ってしまいました。 世界史で学んだ人も多いと思いますが、王安石というと、宋代に「新法」と呼ばれる改革をお

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          今、中国でやってはいけない4つの事

          中国で、様々な情報を発信しているショートムービー。美容や旅行、グルメに日常生活と色んなジャンルのコンテンツがあります。ビジネス系の動画もその一つ。 そんな動画一つで、「70年代生まれのおじさん」という方が、今の中国で軽々しくやらない方がいいという4つの事柄について若者にアドバイスしていました。その内容が面白かったのでシェアします。(翻訳筆者) 1.儲け話に気をつけろ! 誰かが「必ず儲かるプロジェクトがあるから出資しないか?」なんて話をしてきたら要注意だ。 今や、ビジネス

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