【読書感想】パッキパキ北京
綿谷りささんの本は「インストール」「夢を与える」以来、
しばらく読んでいませんでしたが、今回は舞台が北京ということで、
読んでみました。
綿矢りささん自身が北京に滞在した経験があるので
コロナ終息後の北京の様子を、リアルに描いています。
ショッピングモールで買い物したり、
公園でスケートをしたり、街を歩く人の髪型やファッション、
そして食べ物の描写が、とてもよいです。
ザリガニ、鴨の首、鴨の血など、向こうでよく食べる食材もでてきますが、
麺がウマすぎる問題はめちゃめちゃ共感できます。
中国のことを語る人は、どうしても中国が好きすぎる傾向が
ありますが、この小説はそこまで深入りせず
あくまで「彼ら」としてみているところが、ちょうどいいです。
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