マガジンのカバー画像

500字DE生存証明

19
『明鏡』欄への掲載が40回となった。  東日本大震災後の医療支援で自宅を離れ、県外生活が長くなった頃、自らの生存証明を兼ねて投稿し続けた結果だ。  2018年3月14日の初掲載か… もっと読む
運営しているクリエイター

記事一覧

固定された記事

500字 DE 生存証明

 『明鏡』欄への掲載が40回となった。  東日本大震災後の医療支援で自宅を離れ、県外生活…

命の格差消失を願う

 青森県の「死亡率ワースト」記録が止まらない。  2001年1月の青森県健康増進計画「健…

キャッチアップ接種の期限

 子宮頸がんの罹患リスクを下げるヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン。  現在は、小…

人口増減率に愚考する

 4月13日の東奥日報に「本県社会減少率ワースト」と「若者転出目立つ」の見出しが踊る。 …

専門家の死角にAIを

 かつて「医者の悪筆」と揶揄されたものだが、最近は「カルテの文字が読めない」などの苦言は…

「97歳医師」にあやかりたい

 東奥日報紙面で「97歳医師まだまだ現役 岩男外科皮膚科医院・鈴木院長」という見出しに目…

お酒を飲まない方がクール

「酒無用!遺影に供物はいらぬ ただお前とともに生くる間にこそ」医師脳。  老健で施設長をしていた頃、夜間の看取りが続いたことがきっかけで酒をやめた。  古希を祝った時分だから、すでに5年以上前の話だ。  それ以来、老健をやめた今でも酒を飲んでいない。 「一生分の酒を飲み終えた」と、もはや妄執はない。  造語の「ソバーキュアリアス」とは、酒を飲める人があえて「酒を飲まない」というライフスタイルや考え方のこと。  それには様々なメリットがある。 ①睡眠の質が良くなる。 ②自由

スマホでナッジ

 ハナ肇とクレージーキャッツで唯一人の存命者だった犬塚弘さんが亡くなった。我ら団塊世代が…

吉田豊先生の旅立ちに祈る

 吉田豊弘前大学元学長ご逝去の報に接し、先生の安らかな旅立ちとなりますよう、心よりお祈り…

またしても台湾に感謝

 雪のない穏やかな元日。  午後4時過ぎ、軽い揺れを感じてテレビをつける。  能登半島で大…

ヨーグルトのすゝめ

 ある日の健生病院健診科でのことである。  診察を終えた妙齢の女性から突然「コロコロした…

子宮頸がん検診に思う

 1月21日に開催された「がん対策連携シンポジウム」で注目すべきは、宮下宗一郎知事の発言…

加熱式たばこをやめよう

 若者のあいだには「加熱式たばこなら安心」という都市伝説が広まっているらしい。  テレビ…

スマホ de 生活習慣チェック

 かつては「不言実行」が美徳とされた。  広辞苑には「あれこれ言わず、善いと信ずるところを黙って実行すること」とある。が、これはなかなか難しい。  ナッジ理論:2017年にノーベル経済学賞を受賞したリチャード・セイラー教授によって提唱された。 「経済的なインセンティブを大きく変えたり罰則やルールで行動を強制したりせず、行動科学に基づく小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与えて行動変容を促す手法や戦略」を生み出すための理論だ。  ある日の健生病院健診科でのこと。 「ダイエ