中国の和平案とは

読売新聞の社説


読売新聞が社説を出しています。

日本のマスコミが如何に事実を無視した西側寄りの意見しか考えられないかが窺える記事です。


ロシア軍撤退が筋の論理

「中国が本気でウクライナ危機の解決を目指すというのなら、まずロシアに軍部隊の撤退を求めるのが筋である。それがなくては、国際社会の理解は得られまい。」
と表現があります。

プーチン大統領がウクライナ侵攻して何が得たいのか、何がしたかったのかを理解しているとこうはならない。

事実は、西ウクライナ人がロシア人を含む東ウクライナ人を虐殺していたからです。
したがって、プーチン大統領は西側の戦略に乗せられようと構わずにドンバス地域とその周辺地域に侵攻したのです。
人命救助が目的であります。


ロシアが核使用で威嚇している

「ロシアが核の威嚇を続ける中で、核兵器使用や原子力発電所への攻撃に反対する立場も明記した。」

これは中国が核兵器使用はいけないことであることを核保有国として言わざるを得ないでしょう。

しかし、誰でも絶対に引くことが出来ないレッドラインまではこのような表現はするはずです。

ロシアが核使用をチラつかせているのは、「ウクライナ東部地域から追い出されるならば核を使う」と言っているのです。
ロシアのレッドラインはクリミア半島を含む東部地域であるということです。

なぜ東部地域なのかは、ロシア人が比較的多い地域であり、ロシアと親戚関係にある人種の方が多数だからです。
東ウクライナと西ウクライナでは、全く別の人種と考えても差し支えないくらいの歴然たる人間関係があるのです。


中国が中立的な印象

「今回の提案は、中国が中立的で、和平に積極的だとの印象を国際社会に広く植え付けようという戦術に見える。」

戦術という面においては、中国の表現は人道的な立場から言っているだけであり、西側の方がよほど戦術的に報道していると思いますが。


 

ロシア軍の撤退を指摘しない中国

「問題は、和平案が停戦を実現するための具体策に言及していないことだ。露軍がウクライナから撤退することなしに、停戦や交渉を促すことは、結果的にロシアの支配を正当化することになる。」

ロシア軍が撤退することはあり得ないということです。
2013年のマイダン革命以後、東部の家族や親戚を虐殺されたのだから、自ら東部を守る以外に術はないと考えているのがロシアです。

ゼレンスキー大統領はアメリカが作った傀儡政権だからですね。


習近平国家主席がゼレンスキー大統領と会談しないのは

「習近平国家主席はこの1年でロシアのプーチン大統領と4回会談しているが、ウクライナのゼレンスキー大統領との対話は行っていない。ウクライナ側の主張に直接耳を傾けずに、どうやって和平を達成するというのか。」

ゼレンスキー大統領の主張は西ウクライナ人という西側寄りの人たちの意見であり、ロシアを憎んでいる方が多い。
まして、アメリカ政府が作った傀儡政権なのだから、話してもしょうがないということです。


米国が中国の軍事力をロシアへ流している懸念

「米国は、中国がロシアに、これまで自制してきた殺傷力のある武器の提供を検討しているとして、強い懸念を示した。中国企業がロシアとの間で、自爆型無人機の売却や製造支援を交渉しているとも報じられている。」

中国はアメリカから半導体を中心に制裁されています。
修復不可能な関係となったため、西側とはどうでも良いと考えているでしょう。

したがって、ロシアとより仲良くしておくほうが国益に適うのです。
ロシアが負けるよりは勝ってくれたほうが良いと考えているので支援しているのでしょう。
西側の弾薬が枯渇している今、攻め時と考えています。


中国の孤立

「支援に踏み切れば、中国はロシアによる主権と領土の侵害に直接加担することになる。国際社会の対中圧力強化によって孤立が深まるのは確実だ。ロシアに武器を提供する意思がないというなら、明確に表明すべきではないか。」

中国は孤立しない。
どちらかというとアメリカのほうが危険ではないかと考えます。

パイプライン爆破、ウクライナ人をほのめかして戦争へ導いた罪、メルケル元首相にもロシアを欺かせたという罪を考えれば、西側の国民が事実を受け入れたとき、アメリカは孤立するでしょう。

トランプ大統領が再選できれば状況は平和的に解決に向かうはずですが・・・


 

ロシア軍が侵攻した理由を知らぬフリをしているマスコミ

日本のメディアはこぞってロシアが悪いと決めつけているところが恐ろしい。

アメリカが仕掛け人であることと、ドンバス地域での西ウクライナ人による東ウクライナ人の虐殺を報じないところが属国である証。

プロパガンダも甚だしいですね。

私は日本人です。
ロシア寄りの意見を言っているのではないです。
最初からアメリカや西側がお金になるためだけに始めた戦争だからです。

事実を捉えれば、ロシアの行動は自衛戦争です。

プーチン大統領の演説、中国の和平案の中身は、まさに「事実にもとにするとそうなるだろうな」という話なのです。

日本人は第2次世界大戦で負けたということを理由にして「属国はしかたがない」と言う人がいます。

違うでしょう?
あれも自衛戦争なのです。

そして、核兵器で大量虐殺された国民でもあるのです。
民間の婦女子の虐殺は戦争犯罪であるということを理解しましょう。




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