哲学書を読む取っかかりとして

もう何年も前、10年以上前から、哲学書に興味があって、哲学関係の本を度々読んではいるのですが。それで、少しは分かったりできたこともありますし、哲学史も少しは頭に入ってきたような気がします。ですが、10年以上前からどうしても気になって仕方なかった、ハイデガーの「存在と時間」は、何度挑戦してもすぐに撤退を余儀なくされていました。
このほど、また挑戦しようと、今度は解説動画などを見たり聞いたりして、あらかた雰囲気を掴んでから読もうと思いました。が、私は人が喋っているのを聞いていると、眠くなるんですよね。なので、解説動画等はほぼ眠ってしまいました。
きっと文字を読むなら大丈夫だろうと、ネットで下調べしようかなと思いたち、そういえば、千夜千冊では紹介されてるのかな?されてるよな、とふと思ったのでした。
千夜千冊。松岡正剛さんの、あの。
結果、ありました。そして読みました。面白かった。
いまいちハイデガーという人もよく分からないし、存在と時間は難しいし、ということでしんどかったのですが、ハイデガーの若い頃のこととか、存在と時間ってこんなかんじ、とかいつまんで(という感じなのだそうですが)紹介して下さる文章が、味わい深くて、語彙が豊富で、頭が下がる思いでした。そして存在と時間を読みこなせるような気がしてきました。
千夜千冊については、数回、拝見しただけでしたし、松岡正剛さんのご著書も、少しばかり読んだくらいでしたが、なんだかとっても好きになって、これから頻繁に訪れたいなあと思いました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?