沖縄711

WEBデザイナーの転職・就職事情(デザイン経験浅めの方)

WEBデザイナーになりたいって人が多いですよね。

システム開発会社の人事をしている関係で、デザイナー志望者の面接に面接官の一人として入る機会があります。


うちの会社(SIer)は、現場部門が採用決定権をもっているので、人事の私の仕事は応募書類をチェックして、デザイン部門長や取締役に回したり、面接の設定をすること。

あとは転職エージェントと連携して、デザイナー求人の需給バランスの情報を収集することです。


デザイナーの面接と言っても、実際に応募してくる方は、現場経験バリバリのデザイナーというより、「デザイナーになりたい!」という経験浅めの女性の方が多いです。


考えてみればそうですよね。

現場経験豊富なデザイナーは、自分からどこかの会社に応募せずとも、オファーをもらったり、フリーランスとして活動している。いわば実績とコネクションがものを言うわけで。

大手転職エージェントに聞いても、デザイナー職登録者の大半は、経験が浅い駆け出しデザイナーだそう。年齢は30代前半までの女性とのこと。


では、経験が浅いデザイナーさんの転職事情について、軽くうちの会社の事例を書いてみましょう。

フロント系をデザインする人間は慢性的に足りていないのと、数年経験を積んだデザイナーさんは転職して出ていってしまうので(!)なかなかデザイナーさんが採れない状況が続いてます。

デザイナーが採れない原因の一つは、「渋谷や六本木界隈の大手ネット企業が、資金力にものを言わせて根こそぎ採用しているから」

といいます(大手転職エージェントいわく)


じゃ、経験の浅いデザイナーはどうやって会社に潜り込めば良いの?という質問がきそうなので、人事担当者としてのアドバイスを少し。

▽ポートフォリオを用意する(WEBサイトなどプライベートでも良いのでいくつか作っておく)
▽WantedlyやSNSなど軽めのコネクションを使い、希望の会社にアプローチする


上記は、うちがデザイナーさん(志望者・経験浅め)と接触する際のポイントです。

デザイナー志望者の方には当たり前ですかね!?

うちのデザイン部門長いわく、「経験・技術がなくても、デザイナーになりたいのなら自己流でも構わないので、作品をWEB上で公開するぐらいの姿勢があってほしい」とのこと。部門長以外のデザイナーも同意見でした。

確かに、デザイナーの選考では「ポートフォリオの提出」がデフォルトです。

そして、Wantedlyなどで希望の企業にアプローチしていく。WEB系の担当者は「転職エージェントよりソーシャル系の方がデザイナー・フロント系は採りやすい」のを知っています。


ポートフォリオなどを見てもらって、その作品が企業に刺さったら、

「よかったら、うちの会社に遊びに来ませんか?」という会社見学の流れになると。

これが実際にうちの会社に入社したデザイナーのケースです。一例ですが。


一方で、デザイナーさんのお給料は?と言えば。

年齢にもよりますが、400万円出ないところが大多数では・・。

20代で見習いデザイナーなら300万円台が平均でしょうか。

WEBデザイナーは現在、どこの会社も慢性的に不足気味ですので、紙や印刷業界(DTP)からの転職も狙い目ですよ!


ちなみに、人事の私にも数ヶ月に一回ぐらい経営陣から

「デザイナーを1名採用せよ!!」との指令が飛んできます・・・

恐ろしや・・(苦笑)


また、デザイナーの転職・就職事情についてはちょくちょく書いていきたいと思います。

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