見出し画像

【起業】コンサル会社の倒産が急増【ニュースからの学び】

『経営のプロ「コンサル会社」の倒産が急増 ~ コロナ禍での政策支援と「本物を求めるニーズ」のはざまで ~』というニュースを読みました。

この内容については、驚きよりも「まあ、当然だろうな」という感想のほうが大きいです。

ーーー

最近、士業やコンサルタントが多く独立&起業しております。

独立起業者が多いことについては何の問題も無いですし、私は、一つの企業に対して複数人のコンサルタントが存在することが必要(財務・人事労務・法務など)だと思っていますので、企業の求める有能なコンサルタント等であれば、多く存在すればするほど良いと思っています。

しかし、私が最近新しく出会った士業・コンサルタントの方の傾向としては、あまり企業に求められていないような方が多い気がします。

簡単にまとめると、

知識量・提案手段などが「広く・浅く」のコンサルタントが多い

ということです。

ーーー

どういうことかと言いますと、例えば、私の業務範囲は、人事労務関連コンサルという、バックヤードのなかの一部門である人事関連についてですし、私の同僚には、補助金申請・銀行との折衝コンサルを行っている方もいらっしゃいます。

しかし、先日お会いした方は、人事・税務などバックヤード全般を取り扱っているという方でした。

取り扱うことが出来る範囲が広い=悪い、という訳では無いのですが、範囲が広い方というのは、深い知識と様々な方策を提案出来る方ではないことが多いと思います。

ーーー

一般的に企業が求めているコンサルタントというのは、

①目標に到達するまでのそこへ至る道筋を無数に提案出来る。

②官公庁・銀行との折衝に強い。

など、社長自身や企業内の従業員には無いスキルを身に付けていることが必要です。

そうではなく、世間一般の理想論だったり、目標への定型パターンしか無かったり、というコンサルタントでしたら、当然依頼は少ないですし廃業に追い込まれてしまいます。

ですので、もうしばらくは「コンサルタント業者の減少は続く」のではないかと私は思います。

ーーー

名前によって覆い隠されていますが、コンサルタント業はサービス業の性質が強いと私は思っています。

つまりどんなに優秀な方だとしても、顧客に求められる優秀さが必要ということです。

ですので、まずは自分の強みを理解・身に付け、それから独立することが最低限だと思います。

コンサル業というのは、私のようなおじさんですら「この若造が!」と言われる業界ですので、独立&開業するのに遅すぎることはありませんし、年齢を気にすることもありません。

じっくり自己研鑽を積むという考えもアリだということを、頭の隅に入れておいて欲しいです。



★他の人事労務関連記事★


今回の画像は【出雲千代|デザイナー】さんからお借りしました。ありがとうございます。

この記事が参加している募集

仕事について話そう

読んだ方に、何かしらのプラスを届けることをいつも考えています。少しでも「読んで良かった」と思われる記事を書きます!