辞書尚友

じしょ-しょうゆう【辞書尚友】(名)①辞書好きが集う学生団体。辞書の研究、記録、普及活…

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じしょ-しょうゆう【辞書尚友】(名)①辞書好きが集う学生団体。辞書の研究、記録、普及活動を行う。2023年9月設立。②学生団体「辞書尚友」の活動目標。辞書を読んでことばを友とすること。「読書尚友」をもじったもの。

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ごあいさつ【ご挨拶】

じこしょうかい【自己紹介】学生団体「辞書尚友」は、辞書が好きな大学生により設立された、辞書の研究、記録、普及活動を行う団体です。 上に示した「読書尚友」のように、辞書を読んでことばを友とすることを目的としています。 れんさいよてい【連載予定】・辞書の有名な語釈集 ・辞書最初から最後まで読んでみた ・図版からみる辞書 ・推し辞書を語る会 などなど、様々な企画を予定しています。 メンバーぼしゅう【メンバー募集】辞書尚友は、現在4年生1名、2年生1名で活動しています。 メンバ

    • 【参加レポ】毎日新聞 ことば茶話 第3回

      やあやあどうもふずくです• ᴥ • ついに大学を卒業しました。 今回は、1月27日に行われた毎日新聞のオンラインイベント「ことば茶話」第3回について、感想を述べていきます。 前回の記事はコチラ ことば茶話とは今回のテーマ円満字さんと歩く漢字の世界 今回のゲストと聞き手ゲスト:円満字二郎(えんまんじ・じろう)さん 円満字さんは、毎日ことばplusで連載があります。 会員登録(無料)で読むことができます。 聞き手:平山泉(ひらやま・いずみ)さん 感想漢和辞典は「集め

      • 【参加レポ】2023年度JACET英語辞書研究会第2回例会

        こんにちは!Lakkaです。 3月10日に中央大学にて行われた2023年度JACET英語辞書研究会第2回例会に参加してきましたので、今回はそのレポート回です。10月の第1回例会では本サークルの代表・ふずくも発表しました。 ↓↓ 第1回例会のレポート記事はこちら ↓↓ 辞書尚友からは、前回と同じ3名が参加しました。 JACET英語辞書研究会とはプログラムテーマ:辞書製作にまつわるお金の話 ・廣瀬恵理奈氏(株式会社kotoba)「辞書を取り巻く状況」 ・星野龍氏(株式会

        • 【顔がいい】辞書 装丁だけ総選挙2024

          Lakkaです。みなさんは「女性アイドル顔だけ総選挙」を知っていますか?ラジオ番組『レコメン!』が2020年まで行っていた「顔だけで選ぶ好きな女性アイドル」の投票企画です。私も女性アイドルのファンなのですが、推しではないけれど顔がとにかく好きなメンバーが存在します。あまりに顔がいいので気がつけば写真を保存しているし、うっかりグッズを買っていたりします。辞書も同じです。 そういうわけで勝手に「辞書 装丁だけ総選挙2024」を開催します。審査員は私Lakka、”装丁だけ”なので日

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          【活動報告】大宅壮一文庫見学

          みなさんこんにちは、Lakkaです。 2月7日に大宅壮一文庫の書庫見学をさせていただきましたので、そのレポートをしていきたいと思います。 大宅壮一文庫とは?所蔵タイトルは約1万3000種、所蔵冊数は約80万冊です。創刊号だけで8000誌ほどあり、現在も年間約600タイトル、7000冊が増加しています。 特徴的なのは”大宅式分類法”という独自の分類法。「大項目33 中項目695 小項目約7000」と非常に細かく分かれており、ノイズの少ない検索が可能です。最近リニューアルした

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          【参加レポ】今年の新語2023meets国語辞典ナイト

          本記事は2023年11月30日に行われた今年の新語2023meets国語辞典ナイトのレポートです。(大遅刻) 今年の新語をLakkaが、国語辞典ナイトをふずくが担当いたします。 前半戦!今年の新語2023Lakkaです! 私からは辞書界隈の一大イベント、今年の新語についてご紹介します。 今年の新語とは? 多くの辞書を発行する出版社・三省堂によって2015年から開催されているイベントです。前身は飯間浩明先生(『三省堂国語辞典』編纂者)が独自に行った今年からの新語2014。

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          【参加レポ】毎日新聞 ことば茶話 第2回

          やあやあどうもふずくです• ᴥ • 大学最後の期末試験を終え、卒論の口述試験を終え、やっと落ち着きました。 今回は、だいぶ前になってしまいましたが、11月29日に行われた毎日新聞のオンラインイベント「ことば茶話」第2回について、感想を述べていきます。 第1回の記事はコチラ ことば茶話とは今回のテーマ調査官に聞く ~秋の恒例,国語世論調査 今回のゲストと聞き手ゲスト:武田康宏(たけだ・やすひろ)さん 武田さんは、「毎日ことば」でインタビュー記事も出されています。 聞き

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          国語辞典の図版を数える : ③辞書ごとに見る

          Lakkaです🐰 みなさま新年あけましておめでとうございます!今年も様々な記事をお届けしたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いいたします。 少し時間が空いてしまいましたが前回に引き続き、それぞれの辞書の特徴を確認していきたいと思います。 📍はじめに今回は三省堂から出ている3つの辞書、<三国8><三現新6><新明国8>について見てみましょう。 ↓↓ <新選10><現国例5>はこちら ↓↓ ↓↓ 概要と結果はこちら ↓↓ 💡<三国8>三省堂(2022)を見る初版:

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          【序文-1グランプリ】カメこ編

          はじめまして、カメこです! ディクショなる皆様におかれましては、今年のクリスマスプレゼントには何の辞書がよいか厳選する期間に入っておられるかと存じます。 さて、今回私が紹介するのは… 増補 大日本地名辞書(冨山房) です!! 序文-1グランプリのルールについてはコチラ↓↓ まず、大日本地名辞書とは何ぞや?これに、著者の吉田東伍が遺した「余材」を合わせたものが「増補 大日本地名辞書」で、なんと蝦夷・琉球・台湾以外は吉田東伍一人が全て執筆しています。 ちょっと変わっ

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          【参加レポ】語彙・辞書研究会 第64回研究発表会

          秋をすっ飛ばして冬が始まり、辞書界も盛り上がってまいりました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。Lakka26です。 今回は、11月19日に新宿NSビルで行われた語彙・辞書研究会のレポート記事をお届けします。 辞書尚友からは2名が参加しました。 語彙・辞書研究会とは第1回研究発表会が行われたのは1992年6月27日。現在、運営委員の代表は沖森卓也先生、事務局は三省堂出版局内に置かれています。 プログラム[シンポジウム]「生成AI・大規模言語モデルの現状と日本語の辞書」

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          【即席カンタン】キャンパスことば辞典のレシピ

          やあやあどうも、ふずくです• ᴥ • 卒論提出が迫り、古辞書とにらめっこしている今日このごろ。 最初本当に意味が分からなかった漢文も、2年もやっていれば読めるようになってくるものだと知りました。 さて、今年卒論と同じくらい力を入れてきた活動についても、このへんでまとめておきたいと思います。 今回は、私が個人で作っているキャンパスことば辞典『中央辞』ができるまでをご紹介!!!! どうぞ最後までお付き合いくださいまし〜。 『中央辞』とは概要 『中央辞』という名前は、中央

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          国語辞典の図版を数える : ②辞書ごとに見る

          こんにちは、Lakka26です。 📍前回の復習前回の記事では、調査対象・方法の説明と調査結果を簡潔に示しました。 対象となった9種類の辞書について図版数や図版率をランキング形式でまとめた上で、次のように述べました。 ↓↓ 前回の記事はこちら ↓↓ ここからは、そうした違いを生み出したそれぞれの辞書の特徴に触れながら分析や考察を進めていきたいと思います。 今回は小学館から出ているこちらの2つの辞書を見てみましょう。 💡<新選10>小学館(2022)を見る 初版:19

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          【参加レポ】2023年度JACET英語辞書研究会例会

          やあやあどうも、ふずくでございます• ᴥ • 三省堂現代新国語辞典第7版をゲットした皆さんのポストが増えてきました。 (私はまだゲットできておりません。しくしく) さて、今回は10月1日に東洋大学にて行われた、2023年度JACET英語辞書研究会例会の感想回でございます。 辞書尚友からは3名が参加しました。 JACET英語辞書研究会とはJACET英語辞書研究会は、現在小室夕里先生(中央大学)が代表を務めていらっしゃいます。研究の「芽」を大切にする議論の場、研究の場として

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          【序文-1グランプリ】ふずく編

          やあやあどうも、ふずくでございます• ᴥ • いやあ皆さん、 辞書の秋ですねえ〜〜!!!! 改訂や物書堂版のリリースが続き、カレンダーがミチミチになってきました。 (代わりにお財布はすっからかんですが) 辞書尚友も辞書業界を盛り上げるべく、新連載を開始します! どうぞ最後までお付き合いくださいまし〜〜 🏆序文-1グランプリとは先日、顔合わせ兼第1回編集会議を行ったときのこと。 メンバーの1人がこう言いました。 辞書の序文、全部読みたくない……? 一同首がもげるぐら

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          国語辞典の図版を数える : ①概要と結果

          はじめまして、Lakka26です。 国語辞典や百科事典、図書館に興味があります。時々Wikipediaも書きます。 はじめに突然ですがみなさんは国語辞典の図版に注目したことがありますか。 友人に聞いてみたところ、「そういえば小さい頃、辞書のイラストがあるページをひたすら見ていた」という答えが返ってきました。そんな幼少期を過ごした全国5000万人の辞書ファンのみなさんに朗報です。 全部数えました!!!!!!! この記事を読むとどの辞書が図版が多く、どの辞書が図版が少ないか

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          【参加レポ】毎日新聞 ことば茶話 第1回

          こんにちは!ふずくです• ᴥ • 今回は、9月28日に行われた毎日新聞のオンラインイベント「ことば茶話」について、感想を述べていきます。 ことば茶話とは「毎日ことばplus」には無料会員と有料会員(1,500円/月)があります。 ことば茶話は、有料会員の特典のひとつです。 非有料会員の視聴チケットが2,000円なので、その他の特典ありで1,500円というのは、かなりオトクですね🉐 今回のテーマ広辞苑と校閲記者の“厚い”関係  今回のゲストと聞き手ゲスト:平木靖成(ひらき

          【参加レポ】毎日新聞 ことば茶話 第1回