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「音楽もデザインも英語もすべてが表現活動」 — クリエイターインタビュー(新井リオさん)

こんにちは。SUZURI People(以下スズピ)のプロダクトオーナーをしているじつぞん(@jitsuzon)です。
スズピはクリエイターが簡単にファンコミュニティをつくれて、月額で支援を募れるサービスです。前回のmomochyさんにつづき、クリエイターさんインタビュー第2弾です!お話をうかがったのは新井リオさん。

グラフィックデザイナーでありながら、PENs+のボーカル・ギター、英語学習など、たくさんのことをクリエイトしている多彩な方です。「多才」というより勇気と努力で手にした「多彩」な方だとお話を通じて感じました。くわしくはインタビューをご覧ください。目次はこちら!

【目次】
1.バンドからデザインへ
2.英語も表現活動の1つだと思っている
3.逆境を越えて
4.SUZURI Peopleの使い方とお仕事

新井さんの素敵な事務所で撮影した写真とともにインタビューをどうぞ!

「バンドからデザインへ」

——— 高校生の頃からバンドをされていましたよね。クリエイター的な活動はそれが最初ですか?

新井リオ さかのぼると、「SCHOOL OF LOCK!」というラジオが好きで、中学2年生の時に初めて「閃光ライオット」(※SCHOOL OF LOCK!主催の10代限定バンドコンテスト兼フェス)を見に行って感銘を受けたんです。同じ年代の人たちが自分で曲をつくって人前で披露しているという事実に感動して憧れました。
そして中学3年生のときに初心者セットを買ってもらうんです。好きなバンドのコピーはしたんですけど、自分で曲をつくりたいというのが一番にありました。なので14歳、15歳くらいから創作に対する興味はありましたね。
そのあとバンドが組めなくて「閃光ライオット」に2年間ソロとして応募していました。一次審査は通過できたのですが最終審査まではいけなくて。高校3年生の時に同級生と「PENs+」というバンドが組めて最終審査に出場できることになりました。

——— ソロじゃなくてバンドで活動したかったんですね。

新井リオ そうですね。初めて買ったCDがアジカンだったんです。小2から大好きで。自分の表現を突き詰めてることのかっこよさを感じて、自分もつくってみたいという衝動がありました。今も原動力です。

——— PENs+のアートワークもご自身でされてますよね。

新井リオ そうです。閃光ライオットに出たあとから、ありがたいことにCDの全国発売や全国ツアーも決まって、グッズとかもやっていかないとな、となったんですけど、デザインできる友達がいなくて。じゃあ自分でつくるかと。そこからググったり本を読んだりしてデザインにハマっていきました。

——— そのときってデザインだけじゃなくバンドも学校もあったわけですよね?

新井リオ あとバイトもありました。今より忙しかったかもしれません(笑)。

——— 大学は途中で休学されたんでしたっけ?

新井リオ そうですね。今また通っているのですが、2年間休学して1年半カナダに行っていました。バンドやデザインにハマってる自分が同じ時期に英語にハマるんですよね(笑)。

(新井さんの人生については御本人のブログに詳しく書かれているのでぜひそちらもご覧ください!)

「英語も表現活動の1つだと思っている」

——— 「英語にハマる」っていうのが面白いというか、よくわからなくて。勉強として「やらなきゃ」って人が多いと思うんですけど新井さんにとってはどういう感覚なんですか?

新井リオ 自分にとっては表現活動の1つなんですよね。英語はツールなんです。漠然と英語を話したいというわけではなく、英語ができればデザインや音楽の表現活動の幅がもっと広がるなと思いました。

———  なるほど。それこそ中学3年生のときに初めてギターを手にしたように、英語を手に入れるわけですね。

新井リオ あー!たしかにそんな感じです。バンドにハマったのと同じように英語にハマっています。

———  僕としてもしっくりきました。新井さんは英語関連でもよくメディアに出られていますがどのあたりがユニークなのでしょう?

新井リオ 勉強法がユニークなんだと思います。自分はユニークにやろうと思ってやっているわけではないのですが。英語を学ぶ時に語学留学がよく手段に挙がるけどそれって本質じゃないよなと思っていたんです。

———  ふむふむ。

新井リオ 「英語を話せる」というのも定義が曖昧ですよね。ネイティブと同じくらい話せれば「英語を話せる」のかといったらそこまでいらないなということもあるし。自分の場合はそこを明確にして「自分が話したいことをつまらずに英語で言えること」と決めました。たとえばカフェでコーヒーをこぼした時に "I spilled coffee on the floor, Do you have anything to wipe it up with?"とさっと口から出るような。

——— わかりやすい。とっても明確ですね。

新井リオ 逆を言えば、自分が話したいこと以外、たとえば法律の議論やビジネスの難しいことなんかは話せなくてもいいんです。そして「自分が話したいことをつまらずに英語で言えること」を目的とするなら語学留学も必須ではないよなと。日常的に英語を使う機会があればいいので、オンライン英会話をはじめたんです。

——— 目的を決めて、それに対して自分で考えた方法を実践されてる。とてもロジカル!

新井リオ 自分で考えたことをやるのが好きなんだと思います。英語学習法でさえクリエイトしている感覚です。作品をつくることも好きなんですけど、道筋をつくることも好きなんです。

(英語の学習法について新井さんのブログにくわしくあるので見てください!文章もわかりやすくてすごい)

(スタンディングデスクとしてキッチンを使ったり。おしゃれ。)

「逆境を越えて」

——— いつから新井さんは今のような考え方になったんですか?

新井リオ 10代の時に逆境が多すぎて、その頃からだと思います。家にすごくお金の無い時期があって、自分の力でどうにか生きていかなきゃと思ったんです。なので高校くらいの頃から「自分で考える」とか「自分でやる」という気持ちがずっとありました。

——— 逆境ですか。

新井リオ もしとても裕福だったらそれこそ語学留学していたかもしれませんね。ピンチの時って本当に本質的なことを考えるので、意図せずですけど環境のおかげで今の考え方になりました。

——— デザインもそういうところがありますよね、制約の中でどのように良くするか。

新井リオ ですね。会社とか組織もそうじゃないかなと思います。

——— 新井さんはコアなファンが多いと感じているんです。フォロワー数に対してコアなファンの比率がとても大きいなと。SUZURI Peopleのメンバー数にも現れていますよね。やっぱりさっき語ってもらった新井さんの哲学や思想に共感してもらえてるのでしょうか。

新井リオ そうかもしれません。イラストレーターの方だとイラストがベースにありますが、僕の場合は新井リオという人がベースになっているような。イベントで会うかたも知ったきっかけはバンドやデザイン、英語など様々なのですが、結果的に「新井リオ」を好きになって来てくれている印象です。

——— それってすごいことですよね…!

新井リオ 作品だけではなくて、僕のやり方や考え方もひっくるめて気に入ってもらえてたのかなと思うと、ほんと嬉しいです。だからこそ全部が表現活動だなと思います。

——— 今はインターネットで人となりがわかるので、共感できる人がいるとそこだけで経済が回るようになりますよね。SUZURI Peopleとしてもそういう世界を目指しています。

(真ん中のトートバッグはSUZURIでつくっていただいたもの)

「SUZURI Peopleの使い方とお仕事」

——— ブログやSNSなどたくさん使われている中で、どういった立ち位置でSUZURI Peopleを使っているんですか?

新井リオ 今までいろいろやってきたんですけど、有料のコミュニティは初めてなんですよ。それまでは作品を買ってもらうことでしかファンのかたからお金をいただいてなくて。今回は初めてのコミュニティで有料なのでブログでは書かないようなすごいディープなことを書いています。

——— 家賃とかぶっちゃけてましたよね。

新井リオ しましたね。受け取るかたにとって何が嬉しいかなってめっっっちゃくちゃ考えるんです。単にいつもの延長ではなく楽しんでもらいたいなと、ブログに書かないようなことを書いています。これから書こうと思っているのは一番最初の仕事のギャラとか。

——— (気になる…!)

新井リオ そのような拡散すればいいわけじゃない情報を書いていこうと思っています。英語の勉強法なんかはみなさんに見てもらいたいものですが、家賃なんかは拡散したいものではないけどファンだったら楽しんでくれるんじゃないかなって考えたんです。

——— 新井さんのオープンなキャラとも合ってていいなと思ってました。

新井リオ あと僕はデザインだけでなく、講演や自分のブランドアイテムの販売などいろいろするので、「SUZURI Peopleでバイトを減らしてメインの活動を増やす」という感じではないんですよね。また何か新井リオが面白いことを始めた、ラインナップを増やしたな、という感じで楽しんでもらえると嬉しいです。いただいたお金も楽しんでもらうことに使おうかと思っています。結果的に人が増えるとすごく嬉しいですね。

——— たしかに新井さんのお仕事は幅広いですよね。つかぬことをお聞きしますが、収入の構成ってどんな感じなんですか?

新井リオ メインはデザインの依頼されるお仕事です。他にはさっき言った自分のブランドアイテムの販売があって、いろいろなお店に置いていただいています。あとは最近やってないですが、英語の先生や、これから本を出すのでそうしたら印税なども出てきますね。

(本の内容はスズピでメンバーになると要旨が知れます!)

——— 本当に幅広い…!

新井リオ 1つ1つの仕事はすごい少ないんですけど、たくさんやっているので生きる分には稼げているという感じです。

——— でもその方が1つだけやるよりも安定しませんか?

新井リオ そうなんですよ!1つのことに依存しないほうが安定します。10あれば1つダメになってもまだ9ありますが、1つだけだと0になってしまうので。計算してやったわけじゃなくやりたいことをやっていたらこうなったんですけどね(笑)。

——— 新井さんらしいです(笑)。

新井リオ でもこういうことだと思うんですよ。英語勉強もやっていくうちに自分の方法ができていくし、最初から完全な正解はわからないですよね。SUZURI Peopleもはじめから正解はわからない。わからないから今考える最善をやってみて改良を重ねてちょっとずつ良くなっていく

——— うんうん。

新井リオ あと僕は諦めないんです。お金が無いけど英語を諦めなかったし、デザインも美大や専門学校に通ってるわけじゃないし忙しかったけど諦めなかった。好きだからできていることですね。

——— 目先のお金のためだったら諦めちゃうこともある。

新井リオ 好きなことならお金になってない時間すらも楽しいです。Instagramでやっていた英語日記のグッズを作り始めたのも今年からで、それまで一切お金になっていないけど楽しいからやっていたし、結果として今のファンのかたに見つけてもらえました。お金にならない時間も大切だと思うので、その期間をSUZURI Peopleが支えてくれるといいですよね。

——— まさに!理想的な使い方ですね。そうありたいです。

新井さん素敵なお話をありがとうございました!

いかがでしたでしょうか。新井さんの筋の通った考えや時折のぞくチャーミングさがとても魅力的でした。今回長さの都合でカットしてしまったところも多いので、いつかイベントやラジオなんかでたくさんの方に聞いていただきたいなぁ。

下記のリンクからも新井さんをもっと知っていただきたい!

ではまた!

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じつぞん

クリエイター支援プラットフォーム「SUZURI People」のプロダクトオーナーをやっています。 https://people.suzuri.jp/

SUZURI People

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