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教師とは、どんな立場でも同じ思いを持つ職業なのだ!

ある機会に、私を含む3名で話合いを行った。
参加者は、教育委員会、校長、そして私、(ただの)教員である。
私たちはそれぞれの立場から学校について、話を交わした。

テーマは「これまでの教育実践を反省的に振り返り、何が得られるか」だった。
やや痛いテーマで、最初は遠回しな話し方をしつつ、徐々に本音が語られるようになった。

私以外の2名は、若手や担任の先生をどう導くか、管理職としての立場で語っていた。
1人は、「自分が助言をし過ぎて、相手(相談に来た教員)の思いとずれてしまった」と振り返っていた。
もう1人は、「管理職として別の管理職の相談に乗り、「こうしたら良い」と言い続けていたが、相手に自ら考えさせることの重要性を感じた」と振り返っていた。

普段は、教育委員会や管理職からこのような反省を聞く機会は少ない。
例えば校長の場合、職員会議での「指示・伝達」のように、弱音を吐くようなことはリーダーシップに反すると思われがちだからだ。

そして、私自身の話。対象は児童。児童に生徒指導を行う際、感情的になったために、相手を理解できずに上手くいかないことがあった事例である。

振り返りを通じて、私たち全員が共通していたのは、
「相手の思いを汲み取り、より良い形にするために何が必要だったのか」
という点だった。

話の鍵は「相手を理解するために傾聴すること」だと感じた。

教師とは常に「相手に寄り添い、どう支えていくか」ということを
考える職業だと改めて感じた。

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