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セレブレーション 『心の絵 by Tathina 』

今日はMeeraが近くに来ている。
彼女の話をたくさんした。
その時に彼女に関する連絡が届いた。
もう少しで命日なんだ。

Meeraは私の人生の中でとても重要なキーパーソン。
ライフに後退りして背を向けようとした私に、生きることへの宣言をさせた人。
彼女のすごさ、あのどきもを抜かれる破茶滅茶な存在、あの嵐はビデオでは伝わらない。彼女はナマモノ、まさに生エネルギーを激しく伝えてくれた。
あの存在が世界中のたくさんの人に、禅ヒット、セラピー、癒し、笑い、愛を人々に与え、打ち合わせもないライブ感が自発的に起こる事への柔軟性を教えてくれた。

私のペインティングについてのMeeraとのエピソードをここに。

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桜シリーズ第一弾
2014.4 能登・日本で桜を描く

インドから帰国して間もなく能登へ桜を描きにいく。
スタッフではなく参加者として。

日本の木々はインドの木々と比べるとしなやかで柔らかく、どこかバランスが良く立っている。手入れも有りほどよい距離感が保たれている。
そんな木を見ていると、とても丁寧に見ていたくなる。
ずーっと見ていて、それから幹を描き始めたら、そのしなやかさに色付ける事にハマった。
少しずつ幹に色を乗せるのが楽しくなっていって、ずっとそこにいた。

Meeraが私のもとを訪れて、耳元にこっそり言ってきた。
『何やってるの!
  ここは日本なのよ?
インドじゃないんだから!
木ばかり描いてないで、早く花を咲かせなさい。
早く咲かせないと花が散っちゃうわよ!』

幹を楽しんで描いていた私はびっくりしたけれど、
そうか。ここはインドじゃなくて日本なんだ。
早く花を咲かせなきゃ。
と、不思議なくらい素直にその言葉を受け取った。

そこには
しなやかで柔らかく伸びた木を包み込むように桜は満開で、
桜吹雪はわたしも包んでくれた。
息を止めると、それとともに谷に吸い込まれそうになった。
私は花を咲かせ始め、次の瞬間満開になった。

わたしのもとへ訪ねて来る人達みんなが言った。
『セレブレーションだね。』

最近、自分の内にあって、ちゃんと観ないできた部分に気づいた。
この年まで私は今迄何をやっていたんだろうと思うけど、花が散る前に気づいてよかった。

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