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ひらりきらり!まばゆい蝶たち

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出逢った蝶についての写真や詩、エッセイなど。
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記事一覧

ほうせきよりもかがやいて

おおきな おおきな 流れのなかの ちいさな かわいい いのち ひとつぶ ことしも あおむしが チョウになって いっすんの まよいもなく  とびこんでいった この おおきな 流れのなかに ひろい この せかいのなかで きらめく いとおしい きみの いのち  やわらかい 砂浜は おひさまの愛にくるまれて まばゆい こうだいな おおうなばらに たゆたう きみは ひかりのなかで おおきな おおきな 流れに とけた ひろい この せかいのなかで きみのかがやき

あお かろやかに いつのひも

おひさまは あおを すくいあげ そらと うみを あんでいきます みんなみんな のびやかに  すっかり しぜんと まあるくなって ぜんしん すっぽり くるまれたよ この ふるさとの あおのなかに やさしいあお すみずみまで しみわたり ひとつのおもいが わきあがります あぁ このあおと いつもともにあったのだと とおくとおく はなれていたひも ひとりぼっちだと かんじていたひも うずくまっていた そんなひも このあおは いつもともにあったのだと とんびは かぜと

好きこそものの上手なれ〜土佐の風〜

空気のなかにやさしい香りを感じます。 今年も金木犀があちらこちらで二度咲きをしています。 外を歩くたびに出逢う香りに、心も体もほんとうに和みます。 (じゆうな木)「ことしも2回、咲いてくれるのね🥺」 (金木犀)「にかい、がんばる♡✨」 秋晴れのある日、土佐へ出かけました。 讃岐からは、四国山脈を越えて土佐に入ります。讃岐にいると、ちいさなお山ばかりであまり雄大な自然を感じることがありません。しかし、少し車を走らせると存外、山深く、四国も自然豊かな土地なんだなと改めて

とくべつな空色、ためいきにとけて

あまりにそらが うつくしくて 着の身着のまま とびだしたよ。 あまい しゅいろ のびやかに そらを かけぬける どんな日もかならず用意されているね こころなぐさめ励ましてくれる そんなすてきな瞬間が。 きれい☺️♡ つい先日、畑をゆっくりあるいていると、、、 美しい色を背負うシジミチョウさんが、黄花コスモスのうえでくつろいでいました。 あの空とおなじいろ🥺! 黄花コスモスはおひさまのひかりを反射して、シジミチョウのはねをふんわりと だいだい色に染めていま

ひかりのさざなみ

暗く 長い 土の中の時代があった。 いのちがけで 芽生えた時もあった。 しかし草は、 そういった昔をひとことも語らず、 もっとも美しい  今だけを見せている。 〜 星野富弘さんの詩より 〜 あさ。 野も 空も 輝いていました。 光に染まりゆく野山をながめながら、 星野さんのこの詩がふっと、胸によみがえりました。 むかし、この詩を見たとき、そういった「大変な」ことを語るのはよくないのかな?なんて少し考えてしまったけれど、たぶん、この詩の真意はそうじゃない。 土の中のでき

梅雨の散歩道とちいさな恐竜

雲が迷いなく 空にすーっと 線を引いて ほんのり 山吹色の空気のなか ヒメジョオンたちが 今年も野原で くつろいでいました。 なんて可愛らしいながめ🥺♡ 金ピカに縁どられる葛✨ ホンモノは写真の100倍の美しさ🥺 ほんの少し 足をのばすと ふっくら優しい 梅雨のお花 大好きな あじさいも お花をたっぷり ほころばせて 6月のあちこちの野山で 待っていました。 あじさい「こっちこっち!✨」 じゆうな木「☺️♡✨」 ほんとにきれい☺️♡ ときめく林床🥺

やさしいぶどう〜ちろりん村〜

満開の菜の花が、畑にさらさらふりそそぎ、たくさんの種を結びはじめるころ、わたしのちいさな畑ガーデンは、オルレアのやさしい白色に染まります。 オルレアさん そんな4月のなかばのこと。 オルレアのやわらかいお花を感じながら、すっかり草でおおわれた畑をゆっくり歩いていたとき....... ち、、、ちろちゃん! (↑2022年4月16日撮影📸) ちいさなちいさな ぶどうがひとつ、めぶいていたのです。 (じゆうな木)「ついに......🥺🙏😭」 (ぶどう)「♡✨」 (じゆ

イチモンジとみつばちの風

ある日、畑から家にかえってくると... くろい何かが 駐車場の地面にうずくまっていました。 イチモンジチョウ?! 手をさしのべると... そのチョウはとことこ歩いて 手のうえへ。 まじまじとイチモンジチョウを見たのは生まれてはじめて🥺♡ (じゆうな木)「イチモンジちゃん、光にかざすと、羽の白が光るんだね🥺✨」 (イチモンジチョウ)「しろいろ、ひかる♡✨」 (じゆうな木)「そしてあたまは 青い髪😁✨」 (イチモンジチョウ)「かみのけ、あお✨」 はばたいて少し飛

あお!

すきとおった あおのなか ハリエンジュたちが わらっていたよ。 お花も食べられる😊 じゆうな木「広い庭になったら、きてほしい🥺♡」 ハリエンジュ「♡✨」 ふしぎな空が つないでいく きのうから きょう きょうから あした ある日 そらが  ぱっくり われて 重たい色の 切れ目から あおの光 あらわれた 雨の合間の ほんのひととき そのあおは あたしのこころ あたためて かろやかに 去っていった とびきりすてきな 空と ひかりを 翌日に 約

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ちょう、うみ、みどり

虹をせおって〜冬さなぎ〜

ちいさな畑で つながれた いのち ぷくぷく ふくらんで おひさま あめ にんじん よぞら その すべてを おりこんで とんでいったよ はるの そらへ 虹を せおって あたらしい かぜになって。 もうずっと ながれているよ 素敵なメロディー わたしのなかで とうとうと ゆったりとして 壮大な その音楽は  わたしのなかから きているの? それとも きみが のこしていった? それとも ともに かなでているの? キアゲハ そらへ とんでった 虹

チョウとお花見

わきあがる  はるの渦 ことしもまた ちいさな畑に たくさんのチョウたちが かえってきた もうそろそろ だいすきな キアゲハもくるだろうか? あざやかに もりあがっていく ちいさな畑に ねっころがって 再会をたのしみに 待つ毎日 3月30日のことでした。 ふと気づくと、もう14時。 かかりっきりの仕事を手にとめて、しょぼしょぼする目をこすりながら玄関を出て、畑に向かおうとしたそのとき、 黄色い何かが目に入ったのです。 月桂樹で冬を越していた、「黒

ベイリーフ エンジェルズ〜ふゆさなぎ〜

晩秋をむかえた  ふた月前の畑。 空もすっかり秋冬色☃️ 素足になった足うらにも 冬の気配を感じながら、 ふさふさになってきたオルレアのしげみのそばを 歩いていたときのことです。 (じゆうな木)「オルレアちゃん、来春がたのしみですね☺️♡」 (オルレア)「♡✨」 ふと、黒い何かが 目に入りました。 「...... えっ、キアゲハ?!」 そこにいたのは「黒い」あおむし。。。 みた瞬間、寄生虫に寄生されている......? そんな考えがよぎりました。 しかし

新月の風と3つのさなぎ

ぱさ ぱさ ぱさ その夜を うちやぶったのは 蝶の舞! ねむっていた この顔に たしかに ふれた やわらかい あなたの羽 うずをまく あたたかい 振動と  くすぐったい あまい風 目をあけて まわりを みわたしても あなたは みえない 新月の 風に まじって わたしに逢いに きてくれたのね 時間も 距離も 関係なく いつも あなたは ちかくにいる いつも とても ちかくにいる。 * * * * * * * * * 頬に蝶の羽