じぞう

言語化の練習をします

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    • 鼻毛出てますよと言われてみたい

      本当にくだらないことだが、人生で１回言われてみたいセリフは「鼻毛出てますよ」だ。 いや、現実世界では恥ずかしすぎる。私だけ記憶が残るパラレルワールドで言われてみたい。 言われてみたいというと、今まで私は鼻毛の1本も出ていたことのない完璧人間だったかのようだが、今までも鼻毛くらい出ていたことはあると思う。しかし「鼻毛出てますよ」と言われたことはない。 「鼻毛出てますよ」のポイントは、鼻毛と直接的に言っていること、敬語であるということの2点だ。家族や親しい友達でなければ、万

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      • ホームセンター徘徊の記憶

        買う物は何もないのにホームセンターの水周りのコーナーやネジのコーナーをうろうろすることがある。今日も10分くらいうろうろしていた。 私は家や物の修理を自分でこなせるデキる人だというアピールのようなものだ。実際は、洗濯機の下の排水溝のキャップすら閉められず業者の方に来てもらったことがあるくらい、無知で向上心がない。 家の修理に限らず、DIYや車の整備をやっている人は本当に尊敬する。好きでやっているところもあるかもしれないが、事前に調べて必要なものを調達して、手順に沿って作業

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        • よく剥きよく吸いよく削ぎ取る

          メンタルブレイクには甘夏をオススメしたい。 世の中にはカニや手羽先、栗など、食べ慣れていないとなかなか綺麗に食べられない食べ物がある。経験の積み重ねがものを言う。だからこそ、これらの食べ方をマスターしたら自信に繋がるのではないか。 ここ最近上手くいかないことが多くて自分はなんてダメな人間なんだろうと落ち込んでいたが、甘夏との出会いで心境が変わった。 先日、八百屋さんで大きなネットに入った甘夏を買った。おそらく全部で5kg以上はあると思う。甘夏がどんな果物かよく知らないま

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          不機嫌フルマラソン

          先日、人生初のフルマラソンを走った。誰からの誘いも知っている人の応援もなく1人で走ったと親に言うと驚かれたが、私は本当に1人でよかったと思う。終盤の私は人に見せられないような態度だった。 15〜20㎞くらいまでは本当に楽しくてニコニコしながら走ってた。コスプレをしているランナーもいて、あんなにみんなに応援してもらえるんだったら私もコスプレしてみたいなとさえ思った。 ところが、25㎞を過ぎたくらいから残りの距離の減りが急に遅くなった。 35㎞の時にはイライラし始めていた。

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          お道具箱の住人

          小学生の頃、私はお道具箱の中の配置にかなりこだわっていた。自分で小さい空き箱を持ち込んで仕切りを作り、ハサミやセロハンテープ、のり、ホッチキスなどをぴったりと収まるようにしていて、お道具箱は開ける度に口角が上がる大好きな空間だった。 小学生にも嫌なことはあるもので、私はよく小さくなった自分がお道具箱の中に住んでいる様子を想像して現実逃避をしていた。箱の中には家族や友達からもらった様々な色の文房具が並んでいて、私の中の楽しいイメージは自分のお道具箱だった。 今はお道具箱もな

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          お道具箱の住人

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          電動自転車ごっこ

          私が密かにやっている遊び、電動自転車ごっこ。坂道で自転車を立ち漕ぎせずに電動自転車のようにスーッと上りきるという遊びだ。 子供の頃にやっていたとか誰かと一緒にやるとかではなく、成人してから1人でやっている。 ポイントは、ギアは重めで姿勢はできるだけ前かがみにならないようにすることだ。上り坂で重いギアにするのはギアの役割を完全に無視した使い方であるが、電動自転車っぽく見せるためには一漕ぎで大きく進む様子を演出する必要がある。また、苦しさを微塵も感じさせない姿勢の良さも重要だ

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          洗濯物は干しても干されるな

          洗濯は洗濯機に洗濯物を放り込む瞬間が一番楽しい。 部屋中の湿っぽいタオルや、脱ぎ捨てられた服を集めて洗濯機の中に放り込むと、それまでの怠惰な生活の証拠がなかったことになる気がして気持ちがいい。きちんとした生活を送っているというアリバイはないが、怠惰な生活を送っているという証拠もない。私を逮捕したいならそれなりの証拠を持ってきてください、と刑事さんたちを追い返すこともできる。 それから、後はよろしくと洗濯機に任せて、自分の手は汚さないでいられるところも好きなのかもしれない。

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          水陸両用の傘

          買って2年経っていない折りたたみ傘が壊れてしまった。正確には、買って3ヶ月で骨が1本曲がってしまったが、そのまま使い続けていたところ、となりの骨も曲がり、それによって傘の表面がへこんで水が溜まるようになってしまった。 この傘は結構気に入っていたので残念だが、新しい傘を買おうと思う。 傘売り場に行くと晴雨兼用傘というフダが付いている傘がある。晴れの日は日傘として、雨の日は雨傘として使える優れものだ。 しかし私はこの晴雨兼用という言葉が慣れなくて、いつも水陸両用と間違えてし

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          前歯を浴槽にぶつけるかもしれない

          前歯をどこかにぶつけたらとても痛そうだ。歯は人間の体の中で最も硬い部分らしいのだが、硬いからといってぶつけても痛くないわけではない。むしろ、体の中でも比較的硬いであろう肘をぶつけた時は、骨に響いてジーンと痛む。だからもっと硬い歯をぶつけたらとても痛いだろう。 私は前歯をぶつけたことがないが、お風呂場にいると前歯を浴槽の縁にぶつけるかもしれないという恐怖に襲われる。手桶でお湯を汲んでいる時や、湯船に浸かっている時、お風呂掃除をしている時、顔面から浴槽の縁に向かっていって前歯を

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          前歯を浴槽にぶつけるかもしれない

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