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1 on 1って本当に組織改革に効果有る???

巷では、職場の活性化や組織改革として1 on 1なる手法で、部下の声に耳を傾けている。

そんな風潮が、結構見受けられているよね。

自分が管理職を退いた頃から、そんな風潮が急上昇してきた。丁度GEが1 on 1や360度評価でうまくいったと言う話題がビジネス書などで急上昇して来た頃と合致する。


しかし、当のGEは既にやってはいないようだ。


個人的な意見として、現場の声を聞く、部下の声を聞くと言うのは素晴らしく大事な事だと思うよ。

しかし、問題はその話あった内容をどのように組織改革に繋げるかだと思う。

正直な話、何人の上司が真剣に耳を傾け、組織や制度改革、職場改善提案として経営陣に提案できるかだ。

正直、個人の愚痴に近いような提案や改善案をまともに受け止めるかだよね。中には本当に組織改革のために親身になって語る人も居るだろうが、殆どは愚痴に近いと思われる。

だって言ったからどう変わるか分からないもの。

むしろ上司も人間だから、上部に対して本音で語るとは限らない。

旧管理職の立場から言うと、貴重な意見を言ってくれてありがとうと言いながら、そんな事お前に言われなくても分かっとる。できないから苦労してんじゃって心の中で叫んでるよ。


仮に語ったとしても、話半分で終わってしまうのが落ちだよね。何故なら語った効果と言うか成果が全く目に見えないから、語っても無駄だって最後は思ってしまう。


否定的な事ばかり書いているが、これが実態じゃないかな。

だって、今の日本の企業体質じゃあ無理だと思うよ。だって実力主義の成果報酬制度だって、専門職採用だって未だうまく機能してない。

テレワークじゃあコミュニケーションがうまく取れないから、テレワークは止めるって言ってるようでは、末端の意見なんか聞くわけ無いじゃん。


そんなわけで、1 on 1なんて経営者の幻想でしかないよね。

自分はずっとそう思っている。

じぇいかわさきです。生産技術者として35年、今まで培った経験とスキルを元に、ものづくりに関わる世の出来事に対して思ったことをホンネで書いてます。ノウハウやアイデアもありますよ。 また写真も全力で撮っています、気に入った写真があればサポートや感想をぜひお寄せください。