NCC-1701-D

宇宙。そこは最後のフロンティア。これは宇宙戦艦エンタープライズ号が、新世代のクルーのも…

NCC-1701-D

宇宙。そこは最後のフロンティア。これは宇宙戦艦エンタープライズ号が、新世代のクルーのもとに24世紀において任務を続行し、未知の世界を探索して、新しい生命と文明を求め、人類未踏の宇宙に勇敢に航海した物語である。

最近の記事

108: 姿なき宇宙人

原題「Lonely Among Us」 宇宙暦 41249.3 セレイ族とアンティカ族の代表者を乗せて惑星間会議のため惑星「パーラメント」に向かう途中、エンタープライズ号は謎の星雲を通り抜けた。その際に実体のない生命体がエンタープライズに迷い込み次々とクルーに憑依していく。 やがて生命体はエンタープライズのコンピュータに入り込み不具合を起こすが、ついにピカード艦長に憑依した。 生命体に乗っ取られた艦長は不可解な命令を下し、エンタープライズを星雲に連れ戻す。そこで生命体は艦長

    • 106: 宇宙の果てから来た男

      宇宙暦 41263.1 艦隊から派遣されたワープエンジン専門家のコジンスキーとタウ・アルファC出身のアシスタントのエンジンチューニング中に、エンタープライズ号は想定外の宇宙の果てまで飛ばされてしまう。 コジンスキーは元の場所に戻ろうと試みるが失敗し、10億光年以上も離れた謎の空間に行ってしまう。これまでのチューニングの成功はアシスタントの「旅人」によるものであった。 エンタープライズが到達した空間は思考が現実となって現れ、虚実の境がなくなってしまう場所であった。 元の宇宙に戻

      • 107: 謎の宇宙生命体

        宇宙暦:41386.4 連邦の前哨基地のエネルギー変換器を盗んだと思われるフェレンギ艦を追跡したエンタープライズは、ある惑星付近で突然身動きできなくなる。これまでフェレンギとは未接触で、その技術力を過小評価したと降伏を申し出たピカードであったが、エンタープライズだけでなく、フェレンギ艦も同様の状態であると知る。 双方の船は惑星からの謎の力によって捕らえられ、パワーを吸収されていることがわかった。 エンタープライズとフェレンギ船は合同チームを作り惑星に上陸するが、フェレンギ人

        • 104: 愛なき惑星

          宇宙暦41235.25 ターシャことナターシャ・ヤー保安部長がリゴン2号星の長・ルタンによって誘拐される。ターシャはルタンの妻ヤリーナと命をかけて決闘させられることになる。決闘はターシャの勝利となるが、ヤリーナは即座にエンタープライズに転送収容され、解毒・蘇生させられる。 大まかなストーリーは以上である。詳細な話の筋は本編をご覧になってほしい。 最初に言ってしまうのだが、私はこのエピソードがどうしても好きになれない。 リゴン星女性を誘拐して結婚(花嫁候補に)するという設定

        108: 姿なき宇宙人

          103: 未知からの誘惑

          宇宙暦は41209.2。 原題は「The Naked Now」。「naked」は「裸の, むき出しの」といった意味が一般的だが「あからさまな, 露骨な」「無力の, 無防備の」といった意味もあり、とにかく覆い隠すものがない状態を指す語である。 ツィオルコフスキー最初に酔っぱらい病の犠牲となった調査船の名を「S.S.ツィオルコフスキー」という。ツィオルコフスキーはロシア帝国時代の物理学者でロケットの研究をおこない、のちに「宇宙旅行の父」と呼ばれることになった。このように艦船の

          103: 未知からの誘惑

          102: 未知への飛翔〜PART.2

          Guilty or not guilty?Qによって「2079年の法廷」の再現に引きずり出されたピカード艦長他3人は、人間は残虐な種族であるという罪を認めさせられてしまう。しかしピカード艦長は自分たちが残虐かどうかテストしてから裁きを下すように要求する。Qはその言葉に乗っかるわけだが、ここではQは人間は残虐な「種」であるかどうかを問うているのに対して、艦長は残虐であるかどうか「個」として判断せよと要求するわけである。 
私なぞは人間が残虐な種であるということは疑いないと思っ

          102: 未知への飛翔〜PART.2

          101: 未知への飛翔〜PART.1

          はじめに、私の手持ちのDVDではこのエピソードは2時間の1話として収録してある。本稿もこれに倣い前後編に分けずに書こうかと思ったが、書き出すと長くなってきたのでテレビシリーズに倣って前後編に分けることにする。ただし区切りはテキトーでいい加減であることをお断りしておく。 24世紀の暦物語はCaptain’s log(恒星日誌、艦長日誌)という艦長の独り語りからスタートする。この始まり方は一つのパターンで、今後のエピソードでも頻繁に使われる。 記念すべき惑星連邦のギャラクシー級

          101: 未知への飛翔〜PART.1

          000: STAR TREK The Next Generation

          宇宙。そこは最後のフロンティア。これは宇宙戦艦エンタープライズ号が、新世代のクルーのもとに24世紀において任務を続行し、未知の世界を探索して、新しい生命と文明を求め、人類未踏の宇宙に勇敢に航海した物語である TNGとの出会い私とStar Trek: The Next Generation(本稿においてはTNGと略)との出会いは1990年代に遡る。当時大学生だった私は独り暮らしでかなり自由な生活を送っていた。その頃の大学生の例に漏れず「遊び呆けて」いた。もちろん昼夜逆転するこ

          000: STAR TREK The Next Generation