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フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-

2024年2月から全国で順次公開が始まった、『フェルメール The Greatest Exhibition-アート・オン・スクリーン特別編-』。

オランダのアムステルダム国立美術館で昨年2月から期間限定で開催された史上最大のフェルメール展を、専門家による解説付きで追体験できるフィルムです。


この作品は、会場となるアムステルダム国立美術館の風景から始まります。
日本へ帰国する直前の週末、胸をドキドキさせながらここに並んだことを昨日の事のように思い出します。


私の記憶が正しければ、アムステルダム国立美術館での展示順に、名画がスクリーンいっぱいに現れ、美術史の専門家や、修復に携わった人による解説が入ります。


あの日、朝一番のタイムスロットのチケットを手に入場し、それほど混んでいない会場で名画を堪能した後、そのまま会場を出るのが惜しくてもう一回見直そうと思ったら、いつの間にか物凄い人だかりで、人影からやっと見えるという感じでした。このフィルムだと、特等席から名画を独占する感じでとてもいい。



なるほど、そういうことなのかという新たな発見もありました。


例えば、私のお気に入りの一つである「小路」。
何気ない日常の景色を収めただけなのになぜか心惹かれる不思議さ。

この絵が完成するまでに玄関口の女性の向きが変わっていたり、通りで遊ぶ子供の姿が後で追加されていたりといった調整がなん度もなされて、光と影のバランスにフェルメールがいかに拘っていたかといったことなど、なるほど、、、まんまと、フェルメールさんの戦略にハマっていたようです。



もともとそれほど大きくはない原画をスクリーンいっぱいに表示したせいなのか、映画館の機材の性能の限界なのかわかりませんが、少しピントが甘いと感じるシーンがありましたが、それを補って余りあるほどのフェルメールづくしでお腹いっぱいになりました。


公式サイト


上映会場情報


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