見出し画像

『脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 』を読んで

今の大学生活はバイトには遅刻、授業に起きられないといった不摂生なものとなっている。今年に入ってからは多少よくなってきたが、少し前までは本当にひどいものであった。
原因を探ったときにまず思いつくのは、「生活習慣の乱れ」である。一言に生活習慣と言っても食生活や睡眠、運動とさまざまな観点が存在するが、現在の私はどれをとっても最悪な状況である。食生活で見れば自炊はしないし、食べたい物をその日の気分で食べる。(コンビニ飯、牛丼、揚げ物などなど)睡眠で見れば昼夜の逆転、運動は全くしないといった不摂生の極みのような状態である。このような状態を常々改善しなければいけないなと思いつつも、一向に動き出せていなかった。そんな中今回運動をテーマにした「脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方 」を読んでみて思ったことを書き綴ろうと思う。


運動と生活

本書では勉強やうつ、ストレスなどさまざまな問題において運動を通じて脳が活性化されこれらの問題が改善されるメカニズムについて、脳内で分泌されるセロトニンやBDNFといった物質の役割などを交えて脳の働きについて解説していた。詳しい内容に関しては本に任せるとして、なにより運動がいかにして脳の働きを良くするかについて理解できた。

私の運動歴は小学校では少年団のサッカーを、中高では剣道部に所属していた。その後現在に至るまで運動を自ら行うことはめっきりなくなってしまっている。運動をしていた時期と現在の生活を比べると、たしかに運動を行っていたときのほうが、物事にたいするモチベーションや動きが格段に違っていた。例えば、月末までにやらなければならないものがあったとき当時はすぐにとりかかることができたいた。しかし今となっては今やらなくていいならと、すぐに取り掛かることができない。また、一番の違いは休日の過ごし方である。運動をしていた時期は休日など二度寝をすることはあっても、夕方まで一日中ベッドで過ごすなんてことはなかった。しかし現在は休日に目が覚めると、なんとなく体を起こすことができずまた眠りについたたり、ただぼーっと過ごしてしまっている。そして気づいたら夕方の17時になっていた。なんてことが頻繁に発生している。学習のまえに運動をすることで脳が活性化される事例が紹介されていたように、無理矢理にでも体を動かさなければ人間というものは本当に無気力なんだなと思う。


運動における身体効果の実体験

私は昨年に大きな手術をしたのだが、その際に術後は早いうちから体を動かすようにと言われた。調べてみると高齢者などでは術後寝たきりが続くと今まで動かせていた体が動かせなくなり、そのまま寝たきりになってしまうことがあるそうだ。私の場合まだ20代と若いためあまり関係の内容にも思えたが、術後の回復にも差があるためとにかく体を動かすことが肝心であるようだ。医学的には脳の効果というよりも、関節や筋肉といった部位の活性化のほうが関係していると思うが、本書を通じて脳の活性化も関係していると感じている。私はとにかく病院内が暇であったためコンビニに行ったり、休憩スペースの冷蔵庫に行ったりなど比較的早いうちから体を動かしていたため、術後の回復は早かったほうである。それでも一ヶ月くらいは痛みには悩まされた。

それでもこの程度で済んだのはなによりもウォーキングなどの運動が功を奏したからであろう。運動を通じて全身に血液が行き渡り、脳が活性化されることは体の調子に直結することが身にしみてわかった。


今後

自身の生活を改善するべく無理やり昼夜逆転を直したり、バイトや学校といった強制力をつかって改善を試みていたがいまいち進展がなかった。それは脳が活性化されていなかったためであるからだ。昼夜逆転を直したところで、脳が休んでしまっていてはまた元の生活に逆戻りしてしまう。脳の活性化と通じて規則正しい生活は得られると思ったため、今後は原因の根本の改善に取り組むのではなく、運動といった他の要素に目を向けようと思う


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?