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『売上10億円を超えた ベンチャー企業の管理職たちの奮闘!』Vol.13:部下育成とチームビルディングの本質

今回と次回は、売上10億円を視野にしつつ、着実で確実な安定成長を続ける企業を紹介したい。

ピー・アール・エフ(東京都新宿区、代表取締役社長 浜中健児、正社員20人)は1999年に創業し、主に企業や個人の財務のリスクマネジメントや損害、生命保険のコンサルティングを手掛けている。

浜中社長は1990年に明治大学法学部を卒業後、住友海上(現:三井住友海上)火災保険に入社。大宮の損害調査部やつくばの自動車営業部、東京の営業部などに勤務した。

30歳を目前に、東京の営業部に異動を命じられた。この時点で地方に行くことになると、出世競争では大きなハンディを背負うと思っていた。東京に戻ることは前々からある程度、手ごたえを感じていたようだ。上司から、年1回の査定評価の結果を内々に知らされていた。

「同期生200人程の中では、上位1~2割以内に入っていたように思う。仕事が好きだった。仕事ができれば、大きな不満はなかった。今、振りかえると、"ここまでするか?"と思うほどにお客さんにサービスをしていた。契約額は、同世代の中でもかなり多かったのではないか」

99年に31歳の時、退職した。1つの理由に、住友海上以外の損害保険会社で扱う損害保険の販売にも関わることで、顧客志向を高めることがあった。まず、個人事業主(自営業)として損害保険代理店(以降、代理店と表記)の経営を始めた。様々な損保会社の商品を扱う「総合代理店」にした。創業時を「中途半端な思いでスタートしたわけではないが、起業が上手くいかなかった場合、会社員に戻ることも想定していた。そのリミットを35歳としていた」と振り返る。


Vol.13続きはこちらから

■もくじ

  • 個人事業主(自営業)として損害保険代理店をスタート

  • 損害保険代理店の統廃合に目をつける

  • 統廃合が進んだ時代背景

  • 10億円の壁をチームビルディングで乗り越える

  • コミュニケーションとチームビルディング

  • ITデジタルへの対応をはるか前から進める

  • 緊急事態宣言発令以降、売上を増やす

  • 創業時からチームビルディングに力を注ぐ