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終身雇用制度

あなたは何がしたいの。
何になりたいの。

中学3年生くらいの時に急に
こんなことを社会から言われる。

中には留学とか専門学校とか
早めに進路を見つける人もいた。

僕はそんな人ではない。
遊んでいて気づいたら、そんな時期に。
高校生になっても変わらない。

そして高校3年生になって、
また同じことを社会から言われて
考えることとなった。

とりあえず大学へ行くために
勉強を始めた。

そして大学になっても、ぼーっと
遊んでいた。バイトして遊んで。

そんな中、早くから勉強して
就職先を考えている人もいた。

そんな人達では無かった。
就活しなさいよと言われるまで
ぼーっと遊んでいた。

そして就職活動をした。
そしてずーっとそこで働いている。

言われたことの少し上を意識して
やっていることの少し違いを意識して
ぼーっと働いていた。

転勤も経験した。
行きなさいねと言われて、はい。
と答えると求めてないところに
行くことになる。

でも、はい。と言う。

すると新しい仕事ができた。
それはそれでしんどい。

けど、なんとなくそんなもんだろうなと
思い。一生懸命に仕事した。

言われてやっていれば
時間が過ぎるが、お金ももらえるし
役職も上がる。

そして会社の新しい施策が舞い込む。
それをまた取り入れる。

すると仕事のできる領域が増える。
そしてまた一生懸命に仕事する。

また何かあった時に切り替えてするだけ。
そうすると歳をとっていても、
ずっと雇って入れている。

それが終身雇用制度だ。
とてもありがたい。

しかしそれを最近真っ向から否定する
輩が現れた。

ぼーっと一生懸命働いていたのに、
それを否定してくる輩だ。

そんな働き方ではダメですよ。
生きていけないですよ。
考えて生きていきなさいよ。

こんなことをいう。

キャリアオーナーシップというらしい。

終身雇用制度で働いていれば
ずーっとぼーっと働いていたのに。

持たないらしい。雇用が維持できないとか。
それより生き生き働けないらしい。

確かに我慢することも、嫌なことも
たくさん耐えてきた。

それが仕事っぽいなと。
それを耐えるからお金もらえるのかな
と思っていたが。

どうやら嫌なら他を探して良いらしい。
自分のわがままにキャリアを選べるらしい。
選ぶことが仕事らしい。

社内政治はいらないらしい。
良いかもしれない。

興味が湧いて止まらないし、
ワクワクする。

現職も楽しいが、
その会社はもっと楽しそう。

おじーちゃんになるまで
ぼーっと一生懸命働いていく
つもりだったが。

それより面白い時間が増えるらしい。
終身雇用制度は暖かかった。
ゆっくり育ててくれて、
キャリアを考えてくれる。

能力がなければ、そんなポジションを
用意してくれて、働かせてくれる。

能力があったら、少しだけ偉くしてくれる。

しかしそんなキャリアはこれから
用意してくれない。

そう君が自分選ぶことも仕事だ。

以上



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