最近の記事

子宮内膜症と言う病気

生理が重い。 生理の話は日本ではなぜかタブーとされているような気がする。そして、女はなんでも生理のせいにするとか思ってる男の人もいれば、自分が軽いからって生理が重い女のことを大袈裟だと言う女もいる。世の中生きにくすぎる。 これを見ている女性に対してただ一つ私からのメッセージは、生理が重たいことを普通とおもわずとりあえず病院に行ってほしい、という一点に尽きる。重い生理には、いいわけでも大袈裟でもない、ちゃんとした病気が隠れていることもあるのだ。 わたしは昔から生理が重かった

    • 毒親の呪いが解けない

      私は中高大ずっと、家を出る直前までずっと、「お前は何もできない」と言われて育ってきた。「お前はテストの点数だけだ、社会に出たらそんなもんはないし何の役にも立たない」何回言われたか、わからない。東大とか学歴が高い人が捕まるニュースのたびに私を見ながら「この人もきっとテストの点数だけはよかったんだろうねぇ」といやみったらしく大きな声で言われる。テストの点数がなくなってしまえば、私はいよいよ本当に何もなくなると思って、頑張っていた節もある。 昨日の朝、修士学生として最後のプレゼン

      • 終戦の日に思うこと。

        8月に入ってからこっちの友達と戦争の話をすることが増えた。周りがするわけではなく、話を始めるのは私。今日は広島の日なんだ、今日は長崎の日なんだ、今日は日本にとっての終戦の日なんだよね、と、普通に会話する中で友達に話していく。 大概、みんな知らない。原爆が落ちたことは知っていても2個落ちたことすら知らない人もいるし、その間隔が3日だったことも知らない。不可侵条約を結んでいたソ連が終戦間際に攻め込んできて、北の島を取って行ったことも知らない。そもそもヨーロッパの戦争は、5月に終

        • ドイツ人の働き方

          2ヶ月半ドイツにいて、救急車や入院なんていう特殊なことまで経験して、思ったのはドイツ人の働き方が根本的に違うということだ。 ドイツ人は、楽しそうに働いてる人が多いな、と思う。例えばレストランに行っても、レストランのBGMに合わせてちょっと踊りながら働いてる人がいたりする。服屋でもレストランでもスーパーでも、同僚ともお客さんの前でも楽しそうにおしゃべりしている。この国では、働いていても、ひとりの人格のある人間なんだなと思う。ウエイターとか、シェフとか、そういう職業の人、として

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          ドイツ留学第4週

          もう1ヶ月も経ったなんて信じられない。 今週は割と実験がせかせかしていたけど、素敵な出会いがまたあって、実り多き週でした。 研究所全体のセミナーに普段はあまり行かないんやけど発表者が名前的に日本人で、これはもしかしたら話ができるかもしれないと思って参加したら、まさかのわたしとおなじトビタテで一度修士の時に半年ヨーロッパで研究していた博士学生でした。発表後に改めて話に行って、1時間くらい話した。ここにいればいるほど、ここで、少なくともドイツで、博士課程をしたくなるという話をした

          ドイツ留学第4週

          ドイツ留学第3週

          イースター明けの火曜日、大学で、3回目の接種をうけることから週が始まった。ドイツでは、基本ファミリードクター(アメリカとおんなじ感じ)がみんないるから、そこで接種を受けるらしい。もちろん留学生にはそんなのいないし、小さいクリニックで受けようにもドイツ語の問診票A4の紙4枚分くらい書かなきゃ行けなかったと、フラットメイトのスペイン人に聞いて(彼女は日常生活レベルのドイツ語はだいぶできるけどそれでも大変やったと言っていた)大学で受けれる日があったので、そこで受けた。その日は特にな

          ドイツ留学第3週

          アイデンティティ

          つい2日前に、ドイツで生まれ育ったコンゴ系の学生と話していたときのこと。彼女は、生まれも育ちもドイツだけど私はドイツ人と言うよりもコンゴ人としてのアイデンティティを持ってる、と言っていた。周りの友達は、そうなんだね!素敵やん、たとえばどんなところ?と聞いていた。ご両親がコンゴの文化を大切にしていること、コンゴの食べ物が大好きなことなど、話していた。 私にはこれが、少し驚きだった。アメリカに行った時、韓国系、中国系、インド系、いろんなアメリカ人にあったけど、2世の子でも、私は

          アイデンティティ

          ドイツで感じる戦争の影響

          やっぱり陸続きだし、ドイツにいると戦争は自分ごとだなって思うことが多い。生活していて気づいたこと。 1.油がどこにもない。 ウクライナ、ひまわりの産地で菜種油の産地でもあるのでスーパーから油が完全に消えてしまって、未だに私油なしで生活してます 小麦もあんまりなくて、1週間色々探し続けてやっとちょっとだけ見つけた、って感じ。 2.ガソリンえぐい ガソリンの値段は日本でも高くなってるけど、こっちは桁違い。250円/L以上する。車で大学に通ってる先輩たちも大打撃で大変そう。 3

          ドイツで感じる戦争の影響

          ドイツ留学第二週

          イースター休みに入ったのでとりあえず第二週の日記。 月曜日、ドイツ人の友達(大学が紹介してくれたバディー)に助けてもらってネット銀行を開設したり、保険とか寮とかの書類を説明してもらった。外国人局にビザ取得のための予約をしようとしたけどオンライン予約がエラーでできなかったので、水曜日に一緒に外国人局に来てくれることになった。 火曜日、1個目の実験のためのRNA設計が終了したので、注文をかけてもらった。ちなみに、設計した数は80くらい。raw data でいくと、余裕で5000

          ドイツ留学第二週

          日本での研究室生活を振り返って

          ドイツにきてから、日本での研究室生活を振り返って思うこと。 1.上下関係しんどすぎた こっちでは、学部生も修士も博士もポスドクも、みんな対等に一人の人間として扱われて、対等に話し合いが進む。なんなら教授のことは下の名前の呼び捨てだし、みんなが同僚として働いているという感じ。 対して、私はなんだか、日本の研究室では歳が上の人たちから"subhuman"みたいに扱われているような気がしてしまうことがあった。進捗発表の後の質疑応答コメントタイムには何も言われなかったのに、終わって

          日本での研究室生活を振り返って

          ドイツ留学1週間目

          15歳の時に、国際的なサマープログラムに参加するため、2か月間単身で渡米した。ほかの日本人に比べると圧倒的に国際的な環境にはいたけど、それでもやっぱり日本という国から出たことがなかったので、とにかくいろんなことで衝撃を受けたのは覚えている。けど、昔から全然マメな方ではなかったので、アメリカでの出来ごとを日記のような形では全然残していなくて、それを帰国後しばらくたってから後悔した。毎日は無理でも、一週間の振り返り程度に形に残しておこうかな、ということでのーとを始めてみた。 ま

          ドイツ留学1週間目