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槇原敬之氏逮捕をウラヨミ

槇原敬之容疑者、覚醒剤所持により逮捕。

昨日、とても残念なニュースがありました。
そのニュースを受けて、私もついつい道楽舎のアカウントで一つでは気持ちが収まらず二つもツイートしてしまいました。

ちなみに、私個人のツイッターもありますが、ぜひ道楽舎のツイッターもフォローしてくださいね!


事件があったからこそ生まれた名曲たち

マッキーは1999年にも逮捕されており、当時でも大きな衝撃でしたが、当時は有罪になったものの、執行猶予がつきました。

当然メディアの露出は減りましたが、あの名曲やあの名曲などは、実はその事件後に生まれました。

売上が300万枚を超える、SMAPが歌ったあの名曲『世界に一つだけの花』は2004年に。

一躍クリスマスの代表曲にもなり、私MAXもついつい歌ってしまった『チキンライス』は2006年に。

『チキンライス』は、作詞こそ松っちゃんが手掛けましたが、『世界に一つだけの花』は作詞作曲共にマッキーでした。
覚醒剤逮捕の経験があり、ゲイの疑惑もあったマッキーだからこそ、人と争ってナンバーワンになるのではなく、一人一人が元々特別なオンリーワンなんだ、というメッセージになり、時代にマッチしたことで、音楽の教科書にも載った程の曲になったんだと思います。

芸能人による覚醒剤使用はどうしても目立ってしまい、以前コラムにも取り上げたピエールさんやASKAさんなど、「作品に罪はない」と言われながらも、DVDの販売中止やCDや音源ダウンロードの販売中止・回収など、方々に様々な影響を及ぼすのも事実です。

もうすぐセルフカバーアルバムをリリースする予定だったそうなので、おそらく販売は中止でしょう。制作などに関わった方に迷惑がかかるのも間違いありません。

ただ、先程述べた名曲たちは、あの事件がなければ生まれていなかったかもしれません。


物語の視点で見る今回の逮捕劇

私は常々「"せい"を"おかげ"に」と発信していますが、過去の事件のせいで人生が狂うのではなく、事件のおかげで名曲を作ることができたんだと、そう思えてなりません。

人生を物語に置き換えた時に、過去の出来事や現在というものは、例え納得がいかなくても、意味を見出すことができます。わかりやすく言うならば、未来から見たら、過去に起こったことの意味や価値を発見することができます。それは「後付け」と言えるかもしれませんが、人生なんて「後付け」でいいんだと思います。過去に引きづられ、縛られて生きるくらいなら、後付けで書き換えてしまえばいいんです。

「涙の数だけ強くなれるよ」と歌われてもいますが、人は、悲しみや苦しみを知るからこと、優しくもなれるし、成長できるんだと思います。

だから今回のことも、確かに現状では多くのファンを裏切ってしまったかもしれません。迷惑を被った方も大勢いるでしょう。

でも、罪を犯したから終わりではなくて、今回の事件を経験したからこそ、"せい"にするのではなく、"おかげ"にして「世界に一つだけの花」を超えるような名曲を作ってほしいものです。

マッキーにはマッキーにしかできないことがあると思います。誰にでも作れる名曲ではありません。

許さない方、復帰を認めない方もいるでしょうけど、どうか、今後の人生を、今回のことを"せい"にして生きるのではなく、今回のことを経験した"おかげ"で、今までにない何かを生み出してほしいと思います。


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