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娘と話す…

弥生は荷物をまとめて出て行った。

俺は麦茶を出して、葉月の分も注ぎ
渡した…

「あ、ありがとう、ございます」
なんだか、さっきの威勢は鳴りを潜め、
借りてきた猫みたいだ。

「申し訳なかった…家のことも、弥生にすべて任せてたから、色々疑問に感じてたが、
口は出さなかった。イヤ。めんどうだった」

「あの、大丈夫なんですか?姉さんなしで」

「もともと、俺1人でやってたんだ。
そこに、お前たちの母親が押しかけてきて、
死んでからは弥生だ。」
恵まれていたのだな…俺は

「お金は稼ぎます。お店のことも
言ってください。可能な限り…」

「金もいい…もし金が理由でやってるなら
やめて、夜間大学にでも行け。まだ修正が
きくだろう」

「…でも」

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1,174字
お値段張りますが、満足できる出来栄えです。 単発売りはしておりません。

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ホントにありがとうございます😭 さらによい作品を作り還元していきたいと思います♪