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#2留学したい②留学を決意したフランス旅行〜歩けなかったシャンゼリゼ通り〜

大学の卒業旅行で韓国を行ったことをきっかけに、社会人になってからは1〜2年に1回は海外旅行に行くようになった。

社会人2年目の秋。ヨーロッパに行くことにした。1週間でフランス、スイス、ドイツの3か国を回る結構ハードなツアーだ。
日本人添乗員が日本出発から付いてくれるので安心だった。総勢20名程度の団体旅行で、私と友達は20代でその中ではとても若かった。参加者のほとんどは父や母の年代であった。私の両親は海外旅行なんてしたことないので、シニアの人がこんなに海外旅行に行くことにびっくりしたのを覚えている。

飛行機でほとんど眠れないままフランスに着いた。着いたその時からハードスケジュール、スターティン!
1日目はまず凱旋門→エッフェル塔→昼食→ルーブル美術館→夕食→ホテルのスケジュールだった。
初めてのヨーロッパは観光バスから流れる景色も新鮮で楽しかった。バスの運転手さんがハリー・ポッターにでてくるヴォルデモードに似ていた(失礼な!)

凱旋門からエッフェル塔までの移動の時(だったかな?)バスでシャンゼリゼ通りを通った。
そこは何度もテレビでみてきたあのルイヴィトンの本店がある通りだ。キラキラした通りで歩く人々がSEX AND THE CITYの女優さんみたいだった。

「素敵すぎる〜♡」


その景色がスローモーションのように流れていった。そんな思いとは裏腹にバスは颯爽とシャンゼリゼ通りを素通りした。
そうこれが私が肉眼でみた最後のシャンゼリゼ通りであった…

あぁ降りて観光したかったな。本当に悔しかった。その後私たちはエッフェル塔に向かったのだが、着いた場所はエッフェル塔ではなくエッフェル塔がよく見える写真スポットに立ち寄ったのだ。政治家の”エッフェル姉さん”達がおそらく行ったであろうスポットで私たちも同じような写真を撮った。
なんだか泣けてきた。思ってたんと違う…

夕食も済ませホテルに20時頃に着いて、時差ぼけの私たちはヘロヘロだった。次の日の集合時間は朝4時台!クラクラするほどのハードスケジュール!
若かったがフランスの街を散策する時間も元気もなかった。かろうじて近くのスーパーマーケットに行けたのが本当に楽しかった。現地の食材を買ったり、でっかいオブジェがあったり、それだけでもとても楽しめた。

このツアー自体はハードだったけど3か国もまわれてお得だったし、良かった。
だがしかしこの旅を通じて心に決めたことがある。

1.英語を学ぶこと
2.海外旅行は一つの国をゆっくり回ること

である。
そう、この旅をきっかけに英語を学びたい、日本人ツアーでなく、自分で旅行の計画をたてて自分の力だけで観光がしたいと思うようになった。シャンゼリゼ通りも歩きたいしエッフェル塔にも行きたい。その土地の文化をもっとじっくり学んで感じたいと思った。

これが私が語学留学を決意する旅になったのである。
この素通りシャンゼリゼ通りがなければ、私はずっとツアー客として海外に行く人であったであろう。ありがとうシャンゼリゼ通り。ありがとうエッフェル姉さん。
まだリベンジはできていないが、いつかまた絶対にお目にかかりたい。





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