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「自分らしさ」が人生のキーワード

おはようございます。
よりみちです。
一昨日は自転車で20km弱うろうろしましたが、もう日差しは夏かと思うぐらい鋭かったですね。
日焼け止めが絶対に必要な季節に入ってきました。
みなさんもスキンケアにはご注意くださいね!

さて、今日は「自分らしさ」や、「自分を変える」というテーマについてです。
これは自己理解を経て、自分がどういった人間かという取扱説明書を手に入れた僕が過去の経験からも今振り返って思うことです。
それではよろしくお願いします。


「憧れ」を追い続けた日々

ー「理想の自分になる」ー
こうしたキャッチフレーズは日ごろ多く目にします。
YouTubeの動画でも、「モテるために性格を変えろ!」なんて動画を見かけることもありますね。
過去の僕もかつて自分を変えようとした人間の一人でした。
もともと内向的で人づきあいがそんなに上手ではなく、どちらかというと1人でいるほうが心地よい僕でしたが、1社目の時に仲良くなった同僚と、一緒に夜遊びをしていた時期がありました。
その同僚は僕と正反対で話も上手く人の心をつかむのが上手で、社交的で自信に満ち溢れており、とてもキラキラ輝いて見えました。女性にも人気で、すごくモテていたんですね。イケメンですし。
僕はそんな彼に憧れていて、一緒にいることで僕も輝けているような気分になっていました。実際僕は彼といるときは気が大きくなり、世界の中心にでもなったような気分でした。
なので常に彼を意識し、彼の言葉や習慣を真似て、彼の事を自分の事のように嬉々として語る、いつしかそんな自分になっていました。

置き去りにした「自分らしさ」

そんなある日、一番の得意先様との飲み会がありまして、そこには得意先かつ他社という立場でありながら、僕の事を自身の後輩のように面倒を見てくださった方がいらっしゃいました。
その方から、ふと飲み会中に言われた一言が、今でも脳裏に焼き付いています。

君は彼に憧れているかもしれないけど、君はああなってはいけないよ。

どういうことかというと、僕を親身に思ってくださっていたお客さんからは、「僕には僕らしさがあるのに、僕がそれをないがしろにしているように見えるぞ」ということだったのかもしれません。
そのお客さんは別に僕の事をプライベートまで知っているわけでもないですし、同僚に憧れているなんて話したこともありません。
飲み会での僕の同僚への態度や視線などから、恐らくそれを察したのだと思います。この言葉で、お酒も入り興奮していた心が、一瞬凪いだことを今でも覚えています。
またそのお客さんは、僕が1社目を退職するときにご挨拶した際も、「よりみちさんの他人の気持ちや考えをくみ取って、先回りしようとする姿勢・能力は特筆すべきものがある」という言葉をかけてくださいました。
自己分析や過去の振り返りを行う際に、飲み会での一言と併せて必ず思い浮かべる大事なエピソードとして、今も僕の中に刻まれています。

誰でも隣の芝生は青い

今朝、YouTubeでおすすめ動画の中に国民的アーティストであるB'zの稲葉浩志さんの動画が出てきましたが、その動画のタイトルが、「B'zは鎧、自分は普通、他人に嫉妬することもある」といったような内容でした。
(下記引用させていただきます)

https://www.youtube.com/watch?v=a92CE-f-xYA&t=43s

【稲葉浩志】B'zは鎧、自分は普通、他人に嫉妬することもある
――デビュー35周年、本人が語る「人間・稲葉浩志」


今では絶対的な立ち位置を確立されている伝説的アーティストでさえ、隣の芝生が青く見えるんです。
僕も今思い返すと、キラキラ輝いていたその同僚からも、逆に一種の憧れを抱かれていたのかもしれません。
何かにつけて僕とつるみ、仕事外の土日でさえ2人で遊ぶこともありました。
また、ふと「よりみち君は凄いな、(相手の)色々なことを考えられるなんて。」とお酒を片手に、ぽつりと寂しげに言われたこともあります。
社交的で浅く広くな彼だったからこそ、内向的ですが狭く深い僕に、自分には無いものを見出していたのかもしれません。

結局のところ、自分らしさが大事

当時はキラキラ同僚に憧れていることもあり、自分らしさなんて気にもしませんでした。彼になりたくて、自分を変えたいとずっと思っていました。
慣れない初対面の女性に話しかけたり、お酒を入れて気を大きくして、さも社交的に振舞ってみたり。
ですがキラキラな彼とつるんだ今、僕がどうなっているかというと、結局僕は僕のままです。
つまり自分は変えられなかったですし、変わらなかったんです。
冒頭でも取り上げました自分を変えるメソッドやマインドは、間違いではないと思いますし、そう真に願う方からすれば一つの正解だとは思うのですが、自分を変えないと人生どうにもならないというマインドはとても危険だと思います。
何故なら誰もがみな、その人の良さや長所がありますし、結局のところそこを最大限伸ばしていくのが人生を豊かにする最短ルートだからです。
自然に”それ”ができる人間に、苦手な人が努力をして勝てる確率はとても低いです。一度勝てたとしても、それを続けられるかという話です。
それよりかは、自分の良さを最大限にして、それこそ自然に”それ”ができる人間を極めていく方が簡単で楽ですし、効果も大きいと思いませんか?
現に仕事でもプライベートでも、自分の得意分野を把握されてる方は素晴らしい結果を出していると思います。
副業もそうですが、自然と続けられるものを続けた方が長期的に結果が出やすいみたいですね。フリーランスを調べる上でこのことを知りました。
「自分らしさ」の認知。まずそこから始めるのが全てにおいて大事だと思いました。

・・・今回は自分らしさ、自分を変えるというテーマでお話させていただきました。
一つ補足させていただきたいのですが、自分を変えるというマインド自体は僕個人としては否定しません。むしろ多々ある選択肢の一つで、一つの正解だと思っています。
ただ、周りが自分を変えて成功したから、ネットでそう書いてあるから自分を変えなきゃ成功しないと思い込むのは危険だと言いたいのです。
たいてい義務感で取り組んだことは、現状とのギャップに嫌気がさし、自己否定を強めて失敗経験に終わることが多いです。
自分を変えるのではなく、自分を活かすという考え方もあるということも、是非考え方の一つとして知っていただきたいです。
無職になって色々な殻や鎧を破り脱ぎ捨てて、ようやく自分らしさにたどり着いた今だからこそ、この考え方の重要性をひしひしと感じています。
ーおわりー


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