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哀れなるものたち

え?"今週はセックスをしない"じゃないの?と思った人がいたら、鋭い。

"続"をつけるのも大変になったので普通に映画のレビューです。

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「哀れなるものたち」

ポスターのデザインもおしゃれ

あらすじ

若い女性ベラ(エマ・ストーン)は自ら命を絶つが、天才外科医ゴッドウィン・バクスター(ウィレム・デフォー)によって胎児の脳を移植され、奇跡的に生き返る。「世界を自分の目で見たい」という思いに突き動かされた彼女は、放蕩(ほうとう)者の弁護士ダンカン(マーク・ラファロ)に誘われて大陸横断の旅に出る。大人の体でありながら、新生児の目線で物事を見つめるベラは、貪欲に多くのことを学んでいく中で平等や自由を知り、時代の偏見から解放され成長していく。

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⚠️ネタバレあり。

「幸せになる方法見つけた!」
冒頭、ベラはオナニーによってイクという幸せな感覚を覚えてしまい、テーブルにあった果物やら野菜をアソコに突っ込んでいく。
"きゅうり"というワードが出た時に思わず笑ってしまった。

(私のnote読んでる人全員が私の事よぎったであろう)

ずっとモノクロだった世界が、
熱烈ジャンピング(セックス)を覚えることで色がつく。
「カラーオブハート」という映画を思い出す。

この物語は色でベラの気持ちが表現されている。
狭い世界に閉じ込められたモノクローム、
世界を旅して世の中を知っていく中での鮮やかな色、
大海原を航海する青、
世の中の厳しい側面を知る事で白に戻り、
自分でお金を稼ぎ知識を得て社会を知っていき白黒の服を着る…


途中まではドンドン引き込まれていった。
少し長く感じて時計を見てしまったのは
後半、自分の元夫がベラを連れ戻すところから。

私は「夫」という存在が現実で苦手なので
見てるのがつらかったのかなぁ、、。

夫は最後ヤギの脳を移植されてヤギとして飼われる。

ブラックジョークが効いてるんだろうけど、
この世界、怖い。


そういえばグリム童話も本当は残酷だったものがどんどん改変されていってまろやかになっていったものが白雪姫だったり赤ずきんちゃん
だったりする。

この「哀れなるものたち」もエログロをまろやかにしていったら、白雪姫とかアナと雪の女王のような感じになるのだろうか、とふと思ったりして。
最近のディズニー映画は、男の子より女の子が強いよね。

〜終わり〜





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