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『自立』って何?『自立学習』って何?

最近の学習塾や予備校のHPを見ると、『自立』とか『自立学習』という言葉飛び交っています。

ではこの『自立』とは、『自立学習』とはどのような意味をさすのか。

大半の学習塾では、この『自立学習』の意味を ”周りの人に頼らず、依存せず、自分だけの力だけで勉強” みたいな意味として捉えている人も少なくないと思います。『自立』を辞書で調べれば、”他への従属から離れて独り立ちすること” と、表現されていました。

しかし、人に頼らずに勉強することが本当に可能なのでしょうか?
私たち大人でさえも、たくさんの人に頼っていきています。
たとえ社長という立場の人でさえも、社員に頼って生きています。

逆に言えば、障害者の方の大半は本当に自立していないと言えるのでしょうか?
五体不満足の乙武洋匡さんは、自立できない方なんでしょうか?

全くもって私はそうは思いません。
会社の経営に携わったり、政治活動を行ったりと、むしろ私よりも立派に生きてみえると思います。


私が思う自立とは。

『自分の意志で決めること』
『決めたことに責任を持つこと』
『他人のせいにしないこと』


もし『誰かに頼る』という判断を自分で決めたのであれば、それは立派な『自立』ではないでしょうか?

自分の決めたことが上手く行かなくても、他人のせいにせず、自分の未熟さを悔やんで次に生かそうとする姿勢が『自立』ではないでしょうか?


私が思う『自立学習』とは。

塾に行くこと、行かないことを自分の意志で決めること。

塾に通うとすれば、どのような塾に通うか、周りに聞いたり、親と相談したり、情報を集めて、最終的に自分で決めること。

塾から提案された学習方法を何も考えずにただやるのではなく、自分自身がちゃんと考えて納得して自分の判断でやるかやらないかを決めること。

自分の判断で試した学習方法で成績が上がらなくても、周りのせいにするのではなく、何がいけなかったのかを自分で反省すること。

塾が合わないと感じれば、退塾するという判断を自分で決めること。

自分の進路・志望校は自分で決めること。

自立において、『決断』というものがとても私はとても重要だと思います。

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