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サフラン収穫祭

我が家では毎年、「サフラン」を育てています。
まぁ、球根は、10個位ですけど。
大分県竹田市は、「サフラン」の生産地です。
毎年、農協さんから100個程取り寄せ、お中元として友達やご近所に配っていました。
ところが、去年から農協さんより連絡があり、
生産者さんの、年齢による引退が進んで、賄えなくなってきたというのです。
こんなところにも、後継者問題が起きていました。
「サフラン」の成長を楽しみながらまた、花を愛でながら、香りを楽しみながら収穫出来ていたので、ガックリしました。
勿論、配っていた友達やご近所さんも同じです。
今年は色々探して、やっと我が家分だけ手に入れました。

竹田は、空中栽培というのをやっています。
球根を土に植えず、水も与えず、お皿の上に乗せておくだけの栽培(?)です。
寒くなると、芽を出して、花を咲かせます。咲かせた後は松葉のような葉が出てくるので1束程残してあとは切り落とし、今度は深く土植えします。運が良ければ、次の年、芽が出ます。
その後は、地植え栽培になります。

土にも植えず、水も掛からないのでめしべを取るのは楽です。枯れませんし。
それに、「サフラン」といえば、金より高価と言われる程の高級スパイスです。
ですから、皆んなに配るととても喜ばれていました。

大体11月から12月に花が咲きます。
我が家では、収穫して乾かした最初のめしべで“パエリア”を作ります。
サフラン収穫祭』です。

大体の二人前で作ります。
まず、魚介類は鍋に入れ蓋をして、白ワインで酒蒸しにします。

海老とアサリを使いました。

次に、「サフラン」と、蒸した時の魚介類のエキスが入っているスープ、コンソメを合わせ、お湯も足して200ccにします。
みじん切りにした玉ねぎとニンニクと鶏肉と、ソーセージをバターとオリーブオイルで炒めます。

お米は一合、芯が残るのが好きな人は洗わずに、残るのが嫌いな人は軽く洗い、ザルに上げておきます。

玉ねぎからの水分と、バター、オリーブオイルで、お米を炒めます。火加減は中火です。
その後、スープを加えて、トマト(トマトの水煮缶)を加え、少し炒め煮にしたら、野菜、(今日は、ピーマン、ズッキーニ、マッシュルームを入れました。)ワインで、酒蒸しだ魚介類を乗せて蓋をします。

水分が無くなるまで煮ていきます。
塩、胡椒で味を整えたら出来上がりです。
少し焦げ気味が美味しいです。
スペインでは、おこげは、一家の主人が一番に食べる事ができるそうです。

出来上がり。
具材が多くてご飯が見えない。

今年も美味しく出来ました。

来年も、「サフラン」手に入ると良いな💕

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