今、受験シーズン真っ只中、
かつては我が家にもありました。
娘の中学受験の時、色々な学校の『説明会』に行きました。
　

ある学校は、素晴らしいホールがあり、ホール近くのトイレに入ると、当時、まだあまり見なかったセンサーで便器の蓋が開け閉めするトイレで、手洗いもセンサーがついていて、驚いたりしました。
ついでにホールのステージの奥にある扉が開くと仏様が出てきて、またもやびっくり。

他の学校では、校舎が２棟建っており、その間に吹き抜けの高い屋根が付いていて、一階は食堂と図書館になっており、２階に続く幅の広い階段は迫力満点でした。
娘はこの学校を受験して合格したのですが、家から遠すぎて、諦めました。

結果、家から一番近い、カトリックの女子校に行く事になりました。

私の時の話になりますが、高校受験の時です。
中学の担任から「お前は無理だ」と言われていた公立高校を受験する事になり、無理だった場合の私立高校も滑り止めで、受ける事になりました。
『学校説明会』なんてありません。
昔の事です。見学も行きません。
受験で“初めまして！”の訪問でした。
滑り止めの学校の受験の日、行ってびっくりしました。
女子校で、すごく綺麗なんです。
それまでの公立の古くて汚い小中学校しかイメージできなかったのもあります。
玄関を入ると赤い絨毯が張ってある幅が広い階段が現れ、そこを上がって教室に入ります。
まるで、少女漫画に出て来る学校そのもので、
「ベルサイユのばら」の様な雰囲気でした。

教室に入ると、ストーブがあり、すごく暖かいのです。
九州で、冬はそれなりに寒いのですが、当時
暖房なんてどこもありませんでした。
ストーブには、周りに棚が巡らせていて、冬には弁当を置いて暖かくするんだなと思いました。
なんて素敵な学び舎でしょう。夢見ながら受験しました。
受験は上手くいって合格しました。

それから、公立高校の受験でしたが、
初めて訪問する高校は、男子が多いからか、
めちゃくちゃ汚くて、靴箱は、泥だらけ、廊下も教室も砂だらけで、教室の天井には穴まで空いていました。トイレにいくと、７つ程並んだ個室は、3つくらい壊れて使えないトイレがあり、受験生が並んで使用しました。
学校のあまりの落差にショックを感じました。

その後、公立高校も無事合格して、金銭的余裕のない我が家では、私立に行くという選択肢は無かったので、公立一択で、汚い学校へ進学しました。
結果、「住めば都」ではないのですが、公立の汚い学校でも平気になっていったのには驚きです。
ただ、綺麗な学校で学びたかったなぁとは、思いますけど、、、笑


息子の分もあり、大学受験の時のオープンキャンパスなど、色々な学校を見学して、なかなか出来ない楽しい経験をさせてもらいました❤️