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桜の味ってなんでしょう

春が近づき、桜の花がチラホラ見えて来たら、
あっ❗️ここに桜の木あったんだ❗️
とわかります。
金木犀の時と一緒で、他の季節は静かに大人しくしているのですが、いざ、開花だ❗️
と自己主張の強い事。
どの木より目立ちます。
で、桜が咲く頃、街では色んなところで、「桜風味」の食べ物が出て来ます。
そうです。昨今、「桜風味」の食べ物がとても多くなったと思っています。
コンビニでも、桜フェアーなるものがあり、
洋菓子でも、和菓子でも桜風味のものが沢山出ます。

で、ふと、思ったのですが、「桜」の味ってなんでしょう。
「桜」の花は見ますが、花の匂いはあまりありません。で、調べてみました。

桜の葉っぱは塩漬けにすると独特の風味があり、その風味を「桜味」という。桜の葉の塩漬けは餅を包んで「桜餅」として食される。桜の葉の独特な風味は、葉に含まれる香り成分「クマリン」によるものである。桜の葉やシナモンなどの植物はこの物質を中に持っており、桜の場合、葉が木から落ちた後にクマリンが発生する。そのクマリンは周りの植物の成長を抑える働きがあり、これにより桜に栄養が行き渡りやすい環境を作っている。

そんなクマリンという物質は人が食べると風味として感じられる。桜味の元となったのは、桜餅に使われている葉っぱであるとされ、「桜味」とは塩漬けにした桜の葉から生じるクマリンの香りである。

桜味のお菓子の原材料には桜の葉の成分「桜葉エキスパウダー」が入っていることが多い。これは桜の葉の塩漬けを乾燥させ、パウダー状に粉砕したものである。この桜葉パウダーは和菓子やケーキ、クッキー、パンなどに利用される。

Wikipediaおよび雑学ネタ帳

だそうで、なんとも楽しげな名前の『クマリン』というのが「桜風味」の元なんですね。

そう言えば、昔、私の結納の時「桜湯」を出した覚えがあります。
私の頃も結納に「桜湯」を出すというのは稀、でしたので今はあまり無いのかもしれないですね。桜の塩漬けを探しに何軒もお店を回って探しましたから。
縁起のいい飲み物で、「桜」の塩漬けにお湯を注いだものです。
八重桜の花を「梅酢」と「塩」で漬け込んであるもので、お湯をかけるとパッと花が開くのです。
飲んだ感想は、桜風味はあまり感じず無、しょっぱいだけだったと記憶しています。
「木村屋」のあんぱんには今でも桜の塩漬け乗っていますよね。

桜の塩漬け
桜湯

日本の東と西で「桜餅」の形状も違っていますよね。
関東風の桜餅は、「長命寺餅」とも呼ばれ、1717年から売り出しています。
白玉粉(餅粉、小麦粉、上新粉などでもありだそうです。)を水でとき、薄くクレープのように焼いた丸い皮で丸めた餡を桜の葉と共に巻いたものです。

関東風桜餅


関西風の桜餅は、「道明寺餅」とも呼ばれ、1830年頃から出て来たと言われています。
もち米を乾燥させ、粗挽きした道明寺粉を蒸して、丸めた餡を中に包み込んでおはぎのようにして、桜の葉で包みます。

関西風桜餅


私は九州なので、関西風なのですが、東京で関東風も食べた事があります。
どちらも桜の葉が効いていて、「桜味」が美味しいと思いました。
桜の葉の塩漬けには、やはり八重桜の葉を使うらしいです。

あと、桜の葉を食べるか、食べないかという問題もありますよね。
マナー的にもどちらでも良いそうです。
葉で、巻いている訳は、乾燥を防ぐ為とか、風味や塩分を餅につける為とかあるそうで、より、桜餅を味わいたい人は葉も食べると良いみたいです。
ちなみに私は葉も食べてしまうタイプです。

個人的ですが、私は「ソメイヨシノ」より、「八重桜」の方が好きです💕

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