【質問】
「世間体の悪いことだけはしてくれるな！」と父親から耳にタコができるほど聞かされて育った人がいます。この人は「優等生でいることに疲れた」と言います。
そんな人をあなたはどう思いますか？

【回答】
その人が「優等生でいることに疲れた」と感じている理由については、様々な要因が考えられます。世間体を気にすることで、自分自身が大切にしていることや、自分の人生の目的を見失ってしまったのかもしれません。

ただ、「世間体の悪いことだけはしてくれるな」という言葉を育てられた影響があるため、自分自身が本当にやりたいことを追求することに対して罪悪感や不安を感じることがあるかもしれません。

私自身は、人生において自分自身が本当にやりたいことを見つけて、それに向かって努力することが大切だと思います。自分が本当にやりたいことに向かって進むことで、自分自身が本当に望んでいる人生を生きることができます。そのために、世間体や他人の目を気にすることではなく、自分自身の内面に向き合い、自分自身が本当に求めているものを追求することが必要だと考えます。

【感想】
「優等生でいること」という列車がある。
列車を動かしているのは親だ。
列車の燃料は「親の期待」。
「親の期待」という燃料が多ければ多いほど、列車は猛スピードで突き進む。
「親が望む人生」というレールの上を。

さて、そんな列車に乗っていた彼が、もう疲れた、という。
どうすればいいか？
「列車から降りればいいじゃん」
と、簡単に言う人がいる。

列車がまだスピードがそんなに出ていない。
「親の期待」という燃料がまだ少ないうちは、降りられるかもしれない。
だが、猛スピードで進む列車から飛び降りたらどうなるか？
無事ではいられない。
大けがをしたり、場合によっては生死にかかわるかもしれない。

となると、結局、
「列車から簡単に降りられない」
もっと正確に言うと、
「優等生でいること」という列車に乗り、
「気づいた時には」
もう降りられなくなってしまった。

「優等生でいること」という列車に乗車したこと自体は悪いことではない。
ただ、よく考えなくていけないのは、この列車はどこに向かうのか？
その目的地は、自分が思い描く「人生の目的地」と合っているのか？
「人生の目的」を決めておく。心に描く。考える。

そういう準備もなく、「優等生でいること」という列車に乗ってはいけない。
きついことを言うと、それが結論になる。