【質問】
ある人の言葉です。
「男らしさとは、しなやかで、したたかな精神にある」
説明してください。

【回答】
この人の言葉は、男らしさを「しなやかで、したたかな精神」に求めると述べています。この文を解釈するには、以下のようなポイントが考えられます。

1.男らしさの特質
 この文の中で男らしさが「しなやかで、したたかな精神」と表現されています。従来、男らしさは力強さ、物事に対する果敢さ、リーダーシップ、精神的な強さなどと結びつけられることが多かったですが、この言葉ではそれに加えて、柔軟性や頭の良さ、機転の利くことも男らしさに含まれると述べていると解釈できます。

2.しなやかさの重要性
 「しなやか」という言葉は、柔軟性や適応力を指し示しています。男性が困難な状況に直面しても、頑強でいながらも状況に応じて自己を変えることができるという意味です。このような資質は、人生の中で必ずしも直線的な経路で進むことができないことを理解し、柔軟な思考と行動が求められる社会的な状況に適応するために重要とされています。

3.したたかさの意味
 「したたか」という言葉は、困難や競争に打ち勝ち、自らの目標を達成するために賢明な戦略を立て、忍耐強く努力することを指します。したたかな精神を持つ男性は、逆境に直面しても決してくじけず、目標達成のために努力し続ける姿勢を持つことができるという意味です。

4.男性性の多様性
 「男らしさ」という概念には、文化や時代によって異なる観点が存在します。この言葉では、従来の男らしさの固定観念にとらわれず、柔軟で頭の良い精神を持つことが重要であると述べられています。男性にも多様な性格や資質があり、男らしさの定義は変化し続けていると考えられます。

総じて、この言葉は、男性がより幅広い資質と柔軟性を持ち、頭の良さと精神的な強さを兼ね備えていることが「男らしさ」とされるべきであると主張しています。

【感想】
今回は、NO.42「今の時代に『男らしさ』は必要か」の続きになる。
NO.42で完結のつもりだったが、「多様性」の話とかいろいろ考えていたら、また書きたくなってしまった。

NO.42の最後に以下を書いた。

ただし、と。ウクライナのことを思う。
また「男らしさ」が必要な時代が来るかもしれない。
それは「戦争の時代」だ。

そんな時代がもしきたら(もちろん、絶対にきて欲しいないが)、そんな場合の、つまり、これからの時代の「男らしさ」について考えた。

いわゆる、肉体的な「男らしさ」はいらない。
というのは、さすがに言い過ぎかもしれなので、「必要条件」ではない。

必要なのは、精神的な「男らしさ」。
「しなやかで、したたかな精神」が必要。
というのが今回の趣旨だ。

精神的にも肉体的にも「しなやか」であること。
そして、「したたか」であること。
それが、これからの時代の「男らしさ」だと思う。

「多様性」の時代がきている。
「戦争の時代」がきているかもしれない。
それでも、精神的な「男らしさ」があれば、乗り越えられる。
そんな希望をこめて、今回は書いてみた。