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消費者の意識と食マーケットの変化(食生活アドバイザー3級)

大量生産・大量消費の時代には、豊かさとは、「多くのモノを持っていること」とされていました。

しかし現在では、消費者の意識や生活が変化し、食マーケットにも変化が起きています。

今回は消費者と供給側の変化についてのお話をします🤗

豊かさの基準の変化

 ひととおり物が行き渡った現在では、物を買うときのポイントが、「自分の価値観に合っているかどうか」になっています。

 つまり、豊かさの基準が、生活の質(QOL)に変わってきたのです!

 そして、消費者の意識の変化に対応するため、供給する側(メーカー)の物作りにも変化が出てきました。


供給する側の変化

 まず、消費者の生活スタイルをマーケティングし、ニーズ(要求や需要)ウォンツ(潜在的な欲求)を知り、そこから商品やメニューを作り出すようになったのです。

 たとえば、「本物志向」「自然志向」「安全志向」「健康志向」などといった言葉が示すように、質を追求した商品作りを行っています。


POSシステムによる商品管理

 スーパーマーケットやコンビニエンスストア、私のバイト先でも、レジのカウンターでは商品に印刷されたバーコード(JANコード)を機械で読み取ります。

POSシステムと呼ばれるもので、生産業務のスピードアップができるため、レジ作業の効率化につながります。

 さらに、顧客が物を買った時点で、何が、いくつ、いくらで売られたかが記録され、商品別に商品仕入れ・商品販売などといった管理ができます。

POSシステム=Point of Sales の略で、「販売時点情報管理システム」と訳されています。


バーコードの見方

 POSシステムにより、販売店では、日々の売り上げや粗利益の集計などが瞬時にできるようになりました。

 また、集計データをもとに、在庫管理データや、商品をメーカーや卸売り業者に注文するための発注データも簡単に作ることができます。

 目的に応じて、さまざまなデータ活用が可能となり、顧客の動向やニーズを把握するため、数値による検証や予測がしやすくなります📊

粗利益=売り上げ総利益のことで、「そりえき」とも読みます。
また、「あらりえき」ともいいます。売上高から売り上げ原価を差し引いた額をいいます。


データによる商品選択

 消費者に受け入れられない商品は、死に筋商品と呼ばれ、売れないという理由で仕入れを停止され、陳列棚から外されてしまいます(棚落ち)。

 反対に、よく売れている商品は売れ筋商品と呼ばれています。

 POSシステムによる商品在庫の減少により、効率がアップします🆙
そして、売れ筋商品の品切れを防ぐと同時に、死に筋商品の排除ができ、売り場の活性化につながります。


参考資料


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