未成年で芸能を目指してる子に僕からのお願い

今回はこれから事務所に所属して頑張っていきたい未成年の女性タレントの子達にこれだけは気を付けて欲しいことを書いていきます。

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先日おなじみのかさじぞうさんからこんなツイートが流れてきました

何ていうかただただ運悪く詐欺に引っかかっちゃったって感じ。
日本の芸能界は未成年の子も以前と比べて凄く増えました、というか当たり前になってきてる。まあ今回のような枕営業を求める自称うんちゃらのような詐欺師は絶滅危惧種ですが、僕が潜入したガールズスタイルのような悪質なオーディション商法やマルチビジネスは後を経ちません。

犯罪は勿論最低ですが万が一あなたの身に降りかかってきた時に泣き寝入りすることなく自分の身は自分で守る!くらいの気合いを入れて活動に臨んで下さい。

大事な話し合いには親御さんに必ず同席して貰う

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先ずは大前提としてまともなプロデューサーが未成年を契約前に自宅に個人で呼び出す事は絶対ありません。ましてや契約のこととなれば「そんな話し聞いてない」と後でトラブルになるケースが後を絶たないので、むしろ僕からすると話しが通じやすい大人が代理で出てきて貰った方が嬉しいくらい。

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呼び出すとしても契約後で何か用事があったりスタッフを同席させたり場所もスタジオや事務所などになるので、メールの雰囲気で直感的に「こいつヤバイな」と思ったら絶対に他人の同席を促して下さい。
つーか直感はその人との相性もあって思うことなので、どんなに大手でも生理的に嫌だなって思ったら入らないって意思を持つのも結構大事

契約書にはその場で絶対にサインするな

今回の件のように個人のプロデューサー(僕も含め)自宅開業してる人間も多いですが、そういった場合でも未成年に対して普通は書類を出した上で保護者の同席を提示します。

契約書はお互いの権利や責任やルールを記載した超絶 大切な書類ですので、間違っても適当にその場でサインしないで持って帰って検討して下さい。
その場でサインを強要してくるのは誰でもいいからタレントを入れようとしているか相手に資金的な余裕が無かったりと経験上結構危険な気がする。

これを見てる親御さんは契約内容が分からないなら適当に判断せずに法律の専門家にお金を払ってでも契約書の中身を分かりやすく説明して貰って下さい(大体3万とか5万くらい)
相手の落ち度によって契約書の内容は反故にすることも出来ますけど悪質な場合はあれやこれやと言いくるめてくるので、その場合も自分で何とかする前に弁護士の名前を出しましょう。
因みに勝手に仕事をすっぽかしたり記載されてる禁止行為を破るなどの規約違反をしてしまったら最悪の場合に損害賠償請求されます(高いと50万とか)

兎に角相手をググりまくれ

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戦いでは数よりも相手の情報を多く持ってる方が確実に有利です。
という事でオーディション開催側の情報を事前に集めましょう。
Twitterで検索するとオーディションを受けた人のツイートとかも出てくるので結構参考になります。ホームページの質も結構大事で1ページでスクロールする古いタイプや、個人情報保護のページがないのはちょっと不安。

「そんなことより取引先とか実績大事じゃね?」
とか思うだろうけど、超有名番組が記載してあっても実際はエキストラ出演だったみたいなこともよくあるので、番組名は案外アテにならないです。
因みに会社の設立年度が古い場合は競争の激しい芸能界でそれだけ長くやってきてるので安心材料の一つになる。
それは会社に信用があるってことだし芸能の仕事のパイプがあるとも言える

実際に僕が受けてやばいと思った例

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僕は現役のアーティストでもあるので色々と受けました。やばいのは
冒頭にあったガールズスタイルの代表がやっていた別のマルチ詐欺オーディションとか典型例です。


Zepp tokyoでイベントやるからそこのバックバンド募集って事で行ったら
ニュースキンってマルチビジネスに勧誘されたり

なんちゃってモデル事務所にハラヂュクでスカウトされ時も宣伝材料写真撮影に毎年5万掛かるって言われたり

ボーカリストとして最終選考まで行ってめっちゃ喜んでたら、実際は受けた人を全部養成所というエスカレータービジネスに送り込む標的にされたり

超有名広告代理店のバックのついたバンドに入ったらボーカル以外は代用品のような扱いを受けて、自分達でお金を出したCDなのに必要な場合は1枚単位で買い上げなくちゃいけなかったりもあったなあ...(遠い目)

これだけは断言出来るのがちゃんとした事務所はオーディションにも育成にもタレント側にお金を払わせることはありません。但し事務所側があなたに価値を感じたらの話しですけど。当然お給料も頑張って結果を出さないことには大手でもちゃんと貰えるってことはないので過度な期待はいけません。

最後に

今の時代悪いことをやってる人はネットに名前が確実に上がります。そして僕らはスマホ1台で最低限の下調べが出来るからこれを使わない手はありません。

何より自分で工夫して発信して事務所に入って活動するよりも沢山のファンを味方につけることも出来るようになりました。僕はそれが凄くセンセーショナルで面白いと感じたのでセルフプロデュースという形でMステに出て東京ドームをソールドアウトにするという夢を持っています。

勿論凄くタレントを大切にして売り出してくれる事務所さんも沢山ありますので、今回の記事を参考にしてみて下さい。
ただし自分がその事務所の名前に恥じない努力をし続けられる人しか残る事は出来ません、そんな姿を実力のあるプロデューサーは必ず見ています。

アーティスト向けのツイートをしています、良かったらチェック!


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