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不動産屋は水曜休みが未だに多い。理由は、、、

こんにちは!
関西で大家業と子育てに奮闘中の佐山 潤(さやま じゅん)です。
今日は子どもと砂場で山とトンネルを作ってそこに水を流して遊びました。
砂遊びなんて何十年ぶりでしょう。
昔砂遊びをして手を洗うと、手がサラサラになる!
とか思っていましたが、今にして思うと、
あれはサラサラではなくてガサガサで、砂に手の潤いを奪われていただけだった、という事に今日気づきました。笑

先日事務所を新たに借りた。
というお話をしましたが、早速そこから新規物件の仕入れに動いています。
日々物件情報サイトを見たり、情報を得るために不動産屋さんに連絡したり。
物件サイトといえば楽待や健美家が有名ですが、
これらは釣り広告も多く、いいなと思った物件の掲載業者に連絡しても、
結局本当にその業者が売りたい別の(多くの場合魅力の劣る)物件を紹介されたりして、なかなか自分の欲しい物件にたどり着けない、という事もしばしばあり、私はよくアットホームを使います。

今回は築古ではなく、できれば新築、少なくとも築浅の木造物件を買いたいと思っています。
ちょっと最近築古に伴うトラブル疲れを感じているので。笑
木造であれば固定資産税などのコストも安く、維持が楽。

そういう目線で物件を色々探していると、
アットホームでめぼしいのが出てきました。
2016年築、木造、二階建、利回り7.5%
価格は6300万。
大阪の有名な工場街のはずれくらいにあり、
工場勤めの方が結構住みそう。

これはと思い、早速見に行ってみました。
近所にデカいスーパーもあり、生活は便利そう。
駅から遠いですが、駐輪場もしっかりスペース取っていたので、
特に問題ない。
(駅徒歩何分を気にされる方がいますが、電車を使わない、
少なくとも普段必要としない。という方は意外と多いので、これを気にしすぎてしまうのは個人的に勿体ないと思います)
唯一気になったのが、道路付けと土地の位置です。
住宅街の中で奥まった路地のさらに一番奥に位置し、
その前面道路も4mぎりぎり。

別に住む人が
「いや、このアパートは道路付けが悪いから住まねえ!」
とか具体的に思うわけありませんが、
印象として実際の環境より不便な印象を与えているようにも見えなくもない。
賃貸付けは問題ないのか?

と気になって、地元の賃貸業者さんにヒアリングしてみます。
ここは臆せず自信満々で聞かないと、打算な人が多い不動産業者は、
「どーせ冷やかしで金にならへん、客にもならん問い合わせ」
と思ってまともに応じてくれない事もあります。

「これからこの物件買おうと思ってますが、この物件て空室埋まります?」

「近所にスーパーあって便利なんで結構すぐ埋まりますよ」

あ、良かった。やっぱそうなんだ。
よし、これはGOだ!

急いで馴染みの業者さんに間に入ってもらって、
今回初取引になる(かもしれない)銀行担当者を紹介してもらって、、、
と動きを進めます。

ただ一つ、やらないといけないのが、

指値

値引の事ですが、理想的なキャッシュフローにするには、
もう少し利回りを上げたい=値段を下げたい。
妥協できるラインを6000万として、500万指値。
で、「6000万なら応じる」と言ってくれればいいな。という感じ。
最悪全く応じなくても融資条件次第では買えるな。
とも思っていました。

で業者通じて売り側の仲介にそれを申し出ます。
数日後、
「指値伝えたんですけど、売主さん中国行って考えてくる、と言って今中国いるらしいです」

なんか変な展開になってきました。
なんで物件の売却価格の事考えるのに海を越える必要あるのか?笑
「ちなみに売主は日本人?」

別に何人でもいいんですが、商習慣とかが異なると、
指値を侮辱と思われたりするのかな?と気になったので。

「はい日本人です」

じゃあ、何か一人で考えたいだけか。
まあ、値段を高くする、とかでなければ今回はもう買うし、
最悪指値が通じなくても、、、

と思っていると数日後、
「売主さんから返事ありましてね。中国で一人で考えた結果、
『もう売るのやめた』って言いだしまして。。。」

うーん、、、変わった方だな。。。笑

「なんかこっちの出方気に障りました?指値が嫌やったとか」

「いや、それは別に。ただ売るのをやめた。と急に言い出して、
売り側仲介も説得したみたいですが、もうやめるみたいです」

こうして不動産の取引は期待だけが膨らんで、流れてしまう事が、
本当によくあります。このがっかり感はなかなか体験してみないと実感できないきつさ。
せめてゲン担ぎに、と不動産屋が「水に流れる」を連想させる水曜日を休む気持ちがこういう時よくわかります。

ただ私は今日砂場で作ったトンネルに水を流して、笑顔で楽しむわが子を見て、このがっかり感を洗い流そうと思います。

お読みいただきありがとうございます。

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