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  このブログは、
  「生涯、荒唐無稽!」を掲げ、
  ジャーニランという200~500kmを走る
  というクレイジーなレースにおいて、
  その最高峰を目指すとある男の実録である。

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■ 昨日から寒波が訪れてきており、
大阪でも最高気温5度だったらしい。

「冬将軍到来」とか表現するけど、
このクソ寒い中、一体どんな格好して、将軍様は現れるのだろうか?
寒いから外には出ずに、お城に籠城しているのではないだろうか。
そうであれば、庶民にとっては冬はありがたい存在になる。


■ さて、今回は、僕なりのクソ寒い日の走り方をご紹介する。

「寒い日」ではない。
「クソ寒い」だ。


寒い日に走るのは、走り出したら関係ない。
走り出したら体温も上昇して温まる。
20分も走れば、ホカホカになり、
うっすらと汗さえかいてくるから、外は寒くても気にならなくなる。

寒い日で困るのは、かいた汗で汗冷えして、
放っておくと風邪を引きかねないことだ。
これにはあとあと困るから、
着替えのシャツを一枚ザックに入れておけばいい。
これですべて事足りる。


■ 問題は、クソ寒い日だ。

普通の寒い日に"クソ"がつくだけで、寒さが大幅にグレードアップする。
庭を駆け回っていた犬も、散歩さえも拒否するようになり、
交通機関も麻痺しだす。
新幹線が止まって困るのは、乗客だけではない。
返金対応や運行状況を管理する電車会社も商売上がったりだ。

そんなクソ寒い日にも走ろうというのだから、
それ相当の準備と覚悟が必要だ。


その1・"服を着よう"

のっけから「ふざけているのか?」と思われたかもしれない。

でも、大真面目に言っている。

服を着ないと寒い。寒すぎる。凍死する。

上下のウェアを着るのは当然と思われるかもしれないが、
問題は、服の袖の長さだ。
特に上半身の服の袖の長さには注意したほうがいい。

下半身はどうにかなる。
脚を使って走るので、筋肉が熱を帯び、温まってくる。
(とはいえ、
パンツ一枚やそれに近いような格好はやめておいたほうがいいが)

でも、上半身はそうはいかない。

走っているときに上半身も使ってはいるものの、
下半身に比べたら運動量が圧倒的に少ない。
したがって、温まりにくい。

寒い日には、Tシャツとウィンドブレーカーを着たぐらいで、
なんとか持ち堪えることができるが、
クソ寒い日に同じ格好だと、
後悔ぐらいしか湧き上がってこない。

着るのであれば、
内面に綿やウールの入ったパーカーのものがいい。
これらを着て走っていると、
クソ寒い日でもある程度は温まってくる。

ちなみに、同じスポーツ用にウェアでも、
ベンチコートはやめたほうがいい。
名前の通り、ベンチで温まるためのものであり、
(もしくは、ベンチを温める人のためのもの)
走る人のためではない。

変態と間違われて通報されたくないなら。


その2・"手袋をつけよう"

これも当たり前のことのように思われがちだが、
[手袋なしの場合に何が起こるか]があまり知られていない。

手袋がないと、靴紐が結べない。
手が凍って、紐を握れない。そして、いつかコケる。

手袋がないと、トイレに行けない。
特に男性は手が悴んでファスナーを下ろせない。
寒いと尿意が近くなるが、小便器を前にして手が思うように動かず、
「オワッタ、、、」となる。

手袋がないと、鼻水が拭けない。
致し方なく手で鼻水を拭くが、拭いた手をどうすることもできず、
放置することになる。
ティッシュを持っていたとしても、そのティッシュでさえ掴めない。

そして、そもそも手がクソ寒い。


手袋であれば、基本なんでもいい。
材質によって、風から身を守れるレベルは異なるが、
どの手袋もないよりマシである。

100均で、コンビニでもいい。
手袋を忘れて走り出したときには、
安いのでいいからなるべく早く買おう。


ちなみに、僕は先日なくしてしまって、
いつか出てくるものと願っているが、まだ出てこない。。。


■ その3・"家にいよう"

クソ寒い日に走るのは、
ことさらの事情がない限り、やめたほうがいい。

「いざ、走ろう!」と意気込んで、走り出したものの、
思った以上に寒くて、辞めたくなる。

そんなときに限って、周囲に交通手段がなく、
「ここからどうするんだよぅ?」となる。

走るのは自己責任だし、走ると決めたのも自分自身。
誰のせいでもない。あなたのせいだ。

例えば、
ここで「走ること」から
「歩いて家に帰ること」に手段を変えたとしよう。

だが、それでクソ寒いのから解放されるか?
クソ寒かろうが、お腹が減ろうが、
周囲には何も交通手段がないのだ。
ヒッチハイクをする勇気があるなら別だが。

ヒッチハイクをするのしても、とても恥ずかしい。
見ず知らずの汗臭い人を乗せてくれるドライバーはいない。
それこそ、不審者に思われるはずだ。

加えて、かいた汗で体温が奪われる。
たとえ、運よく何かしらの交通手段を見つけたとしても、
家に帰るまでに相当冷える。風邪を引くことは避けられない。

はたまた、
幸運にもほっとレモンやホットココアなどの温かい飲み物にありつけることもある。
しかし、飲んでみるとわかるが、
飲みのもで温まるのは胃の中だけだ。
寒さを感じている体の表面まで熱が回ってこない。


だとすれば、
もう初めから「走ろう」などと思わず、
家にいればいい。

カナダなどの国では、冬場に走ることが困難なために、ワンシーズンまるまる走らないランナーもいる。

北海道でも走れないことはないが、
室内練習場なるもので走る人が近年増えているくらいだ。

好んでクソ寒い日に走る人はいないのだ。


■ 余談だが、僕自身、
過去に何度か(何度も!)クソ寒い日に走って後悔したことがある。

福井県の敦賀から兵庫県の赤穂まで、
JRの新快速を辿るRUN!を年末年始で決行したが、
雪の厚い福井と滋賀の県境で雪道に脚を突っ込み、
そのまま脚が凍り、走っても温まらず、
氷のようになってやむなく撤退した、、、

日本縦断を北海道から鹿児島まで行った時には、
北海道で秋の終わりの冷たい雨にでくわし、
凍えるような寒さで身震いしながら、寝袋で寝た。
あれは、地獄だった、、、


■ そういった経験からも、

「クソ寒い日は家にいましょう?」

悪いことは言わない。

寒い日に走ったって、そんな大して走れない。
頑張ったところで10kmや20kmも走れるくらい。

雨の日でも同じことが言えるが、
特段走る理由がない限りは家の中にいましょう?

走る・走らない、を決めるのは、
誰でもない、あなた自身。

ウィンドブレーカーを着るのも、ベンチコートを着るのも、
カンジキを履くのも、鉄下駄を履くのも、
シベリアで走るのも、サバンナで走るのも、
それを決めるのは全部あなた自身だ。

決めた限りは最後までやり切ろう。

やり切ってから「あぁ、○○だった、、、」と感想を述べよう。
その経験が、また未来の自分を創ってくれるから。

今日もお読みいただき、ありがとうございました!


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