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埋もれている才能

今日は埋もれている才能についてお話をしたいと思います。
これは以前からもお話ししているボタニカルプロダクション?フローリストエージェンシー?ちょっとわかりませんが、吉本興業の植物バージョンって言ったらいいですかね。そんなことをずっと独立した時から構想はしているんですけど、最近なんか芸能事務所・芸能プロダクションって必要なくね?みたいな風潮もあるじゃないですか。発信力ある人は自分でチーム編成して自分で発信していけば早いとか。それができる人はそれでいいと思いますけれども、その分当然時間とお金がかかるわけです。必要な知識も得なければならなくなります。(あまり表では言ってないですが、僕自身地元のモデルエージェンシーに登録しているので、事務所が担ってくれている仕事のありがたさや重要性ってのは理解しているつもりなんです)芸能人であれば俳優さんだったら俳優業とか、芸人さんであれば芸ごとに集中できない時間というのも増えるわけですから。だからエージェントだったり事務所という機能があって、そこがそのような付帯業務を全て担っているわけなんです。

でもそれすらも分かった上で自分で人を雇ってその事務所機能を作るんだという方はそれでokだと思いますし、この流れっていうのは止められない部分もあるんだろうなとは思っています。なのでいろんなパターンがあっていいと思っています。

で、その中でこのお花の業界・植物の業界だけで言っても、技術。例えば花束を束ねる。その技術で言ったらすごい人たちっていっぱいいるんですよね。でもじゃあそれ誰?って言われたら皆さんわかります?なかなかパッと個人名って出てこないんじゃないですか?お花屋さんの店舗の名前は例えばいつも通ってる花屋さんの名前で「〜フラワーショップのお花好きです」とかもあるかもしれませんが、それってその地域では確かに認知があるかもしれないですけど一般的ではない。そういうことはあると思います。一方で例えばインスタで5万人も6万人もフォロワーさんがいる花屋さんだと、比較的全国的にも知名度がある方はいるかと思うんですが、それでもやっぱりお花とか植物に関心のない人からすると、それってなかなか知られていないんです。
なので、個人でできることには僕は限界がやっぱりあると思ってます。だからこそそれができない領域、その先に行くためにチームというものがあって、チームだからこそ到達できるところを目指そうという枠組み。その意味で僕は事務所みたいなものというのは必要なんだと思っています。プラスアルファやっぱりこれだけ情報過多の時代なので、いくらいいコンテンツを持っていて素晴らしいを技術持っていても、なかなか知られないっていうことがまあ多いですよね。これはこの花卉園芸業界に限ったことじゃないです。そうやって埋もれていってしまうことって本当にもったいないと思います。
僕自身、そうした技術を持ってないからこそ、技術を持っている方がもっとスポット当たるようなサポートをしたい、当たんないともったいないじゃん!って思っちゃうんですよ。そのために応援したいって純粋に思います。

お花の業界で言えば、例えば一つの花屋さんの中に、仮に10人フローリスト。お花を作れる人がいたとして。でもその10人の特色というのが一般認知されないんです。「〜フラワーショップ」っていう認知になっちゃうんですね。「あの花屋さんの○○さん!」青木さんとか小林さんとか山田さんの花束が私は好き!だったとしてもその人個人にスポットが当たることってなかなかないんです。これってもったいないなと僕はすごく思っています。ひょっとしたら、その個人にスポットが当たることで独立を促進させちゃうんじゃないかとか懸念する方もいるかもしれませんけど、それはむしろ防ぐことはできないと思いますね。僕は別にそんなアプローチがなかったとしたっていくらでも個人で情報収集できるんですから、独立する人はしますよ。自分でお店持ちたいと思う人は独立しますよ。で、それよりもそういうアプローチをすることで、じゃ「〜フラワーショップっていうのは比較的技術が高いお店なんだな」っていう広告宣伝の意味合いだって含めることができるわけじゃないですか。そっちのプラスアルファの部分に目が行かない人って一定数いるかもしれませんね。だからその辺を事務所・エージェントのような枠組みを作ることで、もっと個人にスポットが当たって植物に関心を持つ人が増えて、この業界にチャレンジする人が増えて、結果として業界も盛り上がって、植物というものが保護されていく、この業界が維持発展していく、そしてもっと世界に出て日本のお花の素晴らしさや技術を伝えていく人が増えていく。そんな活動が広がっていけばいいなぁなんて思ってます。

そのために僕は全然裏方に回るなんて喜んでやるし、僕が別に表舞台に立たなくたって全然いいですね。表舞台に立つのはやっぱりそういった技術を持っている人です。そのらしい才能を持っている人を僕は裏でサポートする立場で十分です。むしろ、だからプロデューサーとかディレクターってことをやってるんでしょう。

なんか世の中の風潮的にプロダクションや事務所、そういった役割の不要説みたいなのが若干以前より強まってる気はしますが、僕はある程度やっぱ必要だと思ってますね。それがあるから、そういう組織があるからこそできることっていうのはあると思うので、しかもこの業界だとそこに特化した、そんな組織作ってる人いませんから、前例がないんです。前例がないってことは考え方が2つに分かれると思います。必要ないからなのか、誰もチャレンジしようとしてないのか、どっちかだと思います。あとはニーズがあるかどうかですね。 その辺はもっと情報収集しながら、今後どういう形で進めていけるか、検討したいと思いますが、そんなことが構想にはあるよということだけお伝えしておきたいと思います。

それでは今日も元気にがんばローズ🌹


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