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生後3ヶ月の息子に声を荒げてしまった日

「どうしておっぱいを飲まないの!?」
「そんなに泣くなら、もうおっぱい飲まなくていい。」



大きな声でその言葉を叫んで、すぐ、言いようのない罪悪感が襲ってきた。

ついに、やってしまった。と思った。

同時に涙もぼたぼた流れた。息子の口元にひいたタオルは、こぼれ続ける飲まれない母乳と私の涙でしっとり濡れていた。ぞわっと鳥肌がたって、駆け込んだキッチンで握りしめていた拳をシンクに叩きつけた。投げやりに追加のミルクを作った。

それからの記憶はあいまいで、育児も家事もほっぽりだして、寝室にこもってたぶん泣いていた。




正直、今までも何度も怒鳴ってしまいそうな瞬間は、あった。

そのたびに、ぐっと拳を握りしめて、歯を食いしばって、耐えてきた。手のひらには何か所か癒えていない爪の痕がある。
その日は、たまたま、もう、こらえられなかった。







息子はおっぱいを飲むのが下手だ。
でも、私は第一子を完母で育てたから、母乳をあげたかった。母乳は赤ちゃんに免疫力をあげられる唯一の方法と聞いていたし、旦那さんは小さい頃とても体が弱かったと聞いていたから、少しでも力をつけてほしかった。私が、母乳をあげたかった。飲んでほしかった。
完母が難しいのであれば、せめて混合でやっていきたかった。

その自分の気持ちを優先させるあまり、母乳をうまく飲めない息子に怒鳴ってしまった。

最近のイライラやストレスを紐解くと、たいてい授乳にあたる。飲ませたい私と飲みたくない・うまく飲めない息子でうまくいかない。



もう、やめよう。



大きな声を出して怒ってしまって。自分がなりたくない母親像になってまで、母乳に固執する必要はあるのか、いや、ない。



完ミにしよう。





そんな経緯で6/12から、第二子ちびにーくんは完全ミルクになりました。ミルク缶のストックの管理、哺乳瓶の消毒、乳首の劣化・買い替えのタイミングなど手間が増えたけど、親子ともどもイライラしないためには、完全ミルクがきっといい。


育児に正解はない。
その子に合っているかどうか、がすべて。


保育士していたのに、そんなことも忘れていたなんて、自分の余裕のなさにびっくりだよ。


市販のミルクでいいよ。君のペースで大きくなろうね。


毎日、子どもと向き合うママ・パパ。今日もお疲れ様です。



明日もいい1日になりますように。



6/12に書いたnoteを今更ながらアップします。
完母でがんばりたかった自分とようやく決別できた気がしている。




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