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【PTA】卒業式におけるPTA会長祝辞のすべらないアプローチ

どうも、イリエモンです。

いままでPTA活動をしたことがないのに、今年度から都内の公立中学校でPTA会長をしています。

PTAのアレコレをこのnoteで報告します。


前回の祝辞ですべったイリエモン

昨年の周年行事の祝辞でイリエモンが大いにすべった話は下の記事に書いたとおりです。

2月に卒業式の祝辞を依頼されたときは「次は会場をクスッと笑わせるぞ」と息巻いていたのですが、時間が経つにつれて前回のすべったときに背筋が凍った恐怖が思い出されました。

小心者のイリエモンは「まずは一勝」を卒業式の第一目標とし、小手先の笑いは諦めて、保護者の立場からの素直な気持ちを祝辞に込めて伝えることにしました。

http://www.kumagayahigashi-j.ed.jp/?action=common_download_main&upload_id=4000

上のURLは、Googleが見つけてくれた熊谷東中学校のホームページにあったPTA会長の挨拶の紹介です。
平成30年(2018年)作成のこの文書を読み、絶賛反抗期の息子(中2)を持つ親の気持ちを素直に綴ることにしました。

このような経緯から、今回の祝辞には特にオチがないのですが、先日の卒業式でお伝えした祝辞を公開します。

令和5年度卒業式 PTA会長 祝辞 

ただいまご紹介に預かりました、○○中PTA会長のイリエモンと申します。
僭越ではございますが、保護者を代表して一言ご挨拶を申し上げます。

卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

また保護者の皆さま、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。 心よりお祝いを申し上げます。

さて、3年前の4月に、大きめの制服に身を包んだ皆さんが中学校へ入学しました。

それ以来、中学校という新たなステージに立った皆さんには、小学校のときとは違う、新たな在り方が求められました。
学習内容の質と量、行事や生徒会での生徒主体の取り組み、部活動でのリーダーシップとフォロワーシップなど、新しいステージでの新しいチャレンジがありました。

生徒の皆さんは、軽々と、またはもがきながら、焦りながら、傷つきながら、ときに先生や友達を頼りながら、これらのチャレンジを一つ一つ乗り越え、このように立派に成長されました。

私のような親にとって、子どもはかけがえのない大切な存在であります。

中学生になってからは葛藤する子どもの成長を、いつも少し離れたところから応援していました。
中学生の子どもは、小学生の頃に比べて心を閉ざしがちで、ときに無口になり、イライラしていることもありました。
親として、子どもに対してどう接したらいいか分からず、子どもが本当に聞いて欲しいことを聞かず、聞きたくもないことを言ってしまったこともあったでしょう。
それでもなお、親なりに、宿題はやったのか、水筒を持って行ったのか、雨が降れば傘を持ったのかと口うるさく言うのは、子どもを支えたい・守りたい気持ちがあるからです。

それが親の愛情です。
どうか、このことを理解してほしいと思います。

さて、皆さんは4月から次の進路へ進み、3年前のように新たなステージに立つこととなります。
そこには、新たな課題・チャレンジがあり、新しい仲間がいます。
皆さんは、自分の個性や能力を発揮し、ときに仲間と協力して、また一つ一つこれらのチャレンジを乗り越えていくことでしょう。

私たちは引き続き保護者として、皆さんの成長を信じて見守っています。

最後になりましたが、本日まで深い愛情をもって子どもたち一人ひとりをご支援くださいました校長先生をはじめ、諸先生方に敬意を表しますと共に、心より感謝申し上げます。

そして、ご来賓の皆様、地域の皆様、いつも子どもたちの安心・安全のためにご尽力いただいておりますことを、この場をお借りして御礼申し上げます。

それでは、卒業生のみなさんの輝ける未来と、ご来場のみなさまのご多幸を祈念いたしまして、お祝いの言葉といたします。

本日は、誠におめでとうございます。

令和六年三月○○日
○○立○○中学校PTA会長 イリエモン 

令和6年度 卒業式 祝辞 | イリエモン

卒業式を終えて

この祝辞はだいたい3分ちょっとで伝え終わりました。

壇上で話しているときは、緊張から遠くの保護者の反応を感じる余裕もなかったのですが、卒業式が終わった後に保護者席にいたPTA役員から「何人か涙する保護者を見た」という嬉しいフィードバックをもらいました。

共感いただけて大変嬉しいかぎりです。

ちなみに、今回のやらかしは「文末の日付とイリエモンの名前」を言わないまま祝辞を終えたことです。

イリエモンに新たなステージはあるのでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました。では、またっ!

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