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【男性育児】僕たちはガンダムのガンキャノンである

 こんにちは。育休1か月目を経過したエビティと申します。
 「もしかして仕事の方が楽なのでは」と思いながら毎日必死に過ごしてきた、長かったような、短かったような不思議な1か月。その間何度も頭に浮かんできたんですよね、もしかして男性育児に求められているのはガンキャノン(※)の役割なのではと。
 以下、タラタラと個人の妄想を述べていきますが、馬鹿なこと言ってるなと鷹揚な気持ちでお付き合い頂ければ幸いです。

※機動戦士ガンダムに出てくる赤色の中距離支援モビルスーツ(見出し写真)。両肩のキャノン方が特徴的。

 まず、育児においてガンダム(主人公機)は完全に母親です。「手伝おうか?」とか当事者意識ゼロのこと言わず夫も最前線で戦えという主張も見聞きしますが、やはり生物学的にエネルギーゲインの違いがある印象です(もちろん言いたいことは非常によく分かります)。

 一説によると、幸せホルモンとも呼ばれるオキシトシンの産生は、女性よりも男性の方が少ないそうです。そのせいか、例えば大泣きされた時の耐久力が全然違う気がするんですよね。妻はどんなに泣かれてもIフィールド(時代違いますが)展開してるのかって位ノーダメージですが、私は20分頑張っただけでも第12話「ジオンの脅威」のアムロ君のようにヘトヘトになってしまいます。

 このことから、ガンダムほど白兵戦が出来ないガンキャノンの姿がボンヤリ浮かんでくるんですよね。「アムロに勝ちたい」なんて頑張って出て行っても、グフのヒートロッドにやられてしまうだけです。

 ただ、もちろん「ガンキャノン≒役立たず、軟弱者!」と言いたい訳ではありません。ガンキャノンにも出来ること、ガンキャノンにしか出来ないことが沢山あります。それが、買い物や料理(洗い物含む)洗濯に掃除といった中距離支援です。
 いくらガンダムとはいえ、何でも出来る訳ではありませんし、やらせてはいけません。特に産後は全治数か月と言われる状態で出来ないことが多くあります。

 アムロ無双のイメージが強いコンスコン隊のリック・ドム戦も、ガンダムの撃墜数は9機で、ガンキャノンも1機(他にGファイターで2機)墜としているんですよね。ガンダムだけだったら負けていたかもしれません。育児には、ガンキャノンの参加が不可欠なんです。

 もちろん、時には白兵戦もしなくてはならない場面に遭遇するでしょう。その時こそ、アムロが乗り込んだガンキャノンのように大暴れすれば良いのです。
 ビームサーベルやビームジャベリンを振り回すだけが戦いではありません。中距離支援で何よりも大切な奥様を守りながら、乳児育児という1年戦争を戦っていきいましょう!
 ご覧いただき、ありがとうございました。

 「夫もガンダムだ!」という家庭もある中、時に忍耐強くガンキャノンでいさせてくれている妻に心から感謝して筆を置きます。いつも本当にありがとう。

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