【体験談】コミュ障が一人暮らしの寂しさと戦ってきた話
4月になりましたね。進学や入社などで新天地で生活を始める方も多いと思います。新生活、ワクワクが止まらない一方、不安もありますよね。大学まで実家生活だった私もそうでした。
基本的に楽しく自由な一人暮らしですが、孤独を感じてしまうと急に苦しくなってしまうリスクもあります。見ず知らずの土地で知り合いを作るのって難しいですからね。かと言って職場の人とアフター5や休日まで一緒にいたくはありませんし。
私が色々もがいてきた中から有効だったと思えるものを共有していきます。少しでも皆様のお役に立てれば嬉しいです。
陸の孤島編
リーマンショック前の超売り手市場で、「交通費全額支給で関西まで面接行かせてくれるから」(わざわざ500系新幹線に乗りました)と舐めきった理由で就職した私。
地元に事業所があるから勤務地はそこだろうと、何の根拠もなく考えていたのですが、配属先は実家から100km近く離れた、人事課長曰く「風光明媚」な田んぼだらけの土地。最寄りの小さな街までは自転車で30分、徒歩圏内にはコメリとコンビニ、ドラッグストアしかありませんでした。
街というのは素晴らしいもので、何かしら寂しさを解消させてくれる施設・機会があるものです。しかし、ここではそうもいかず、下記の行動をとりました。
①実家に帰る
いくら離れているとは言え、幸い3時間程度電車に乗れば地元に戻れたため、土日は実家で過ごすことにしました。「良い歳して親に甘えるとかm9(^Д^)プギャー」みたいなマッチョな考えもあるかもしれませんが、寂しさが重なってメンタルやられるよりは全然マシと考えましたので。甘えられるなら甘えれば良いんです。
電車賃は月20,000円程度使っていましたが、趣味の一つだと思えば高い額ではないと考えていました。
②転職のために勉強する
平日の仕事後に実家へ帰るのは難しかったので、ここは作戦を変えて公務員試験の勉強に充てることにしました。働いた後に勉強(読書)するという習慣がついたのも良かったと思いますし、何より「転職に成功して陸の孤島から脱出できた自分」を想像することが心の支えになってくれました。
リアル孤島編
勉強に十分な時間を使えたためか、運良く公務員試験に合格。これで寂しさをごまかす日々からは解放されると喜んでいた矢先、一通の封筒により南の島勤務が命じられました。
島暮らしが始まり、実家と陸繋ぎであっただけ恵まれていたと気づくと共に、日々メンタルを消耗。以下3つの行動が私を支えてくれました。
①島から出る
流刑囚と違うのは、お金を使えば自由に島から出られたことです。貯金なぞ後で作れば良いとばかりに国内外を旅行しました。実家に帰っていた時同様、病んでしまうよりは良いと思いましたので。旅行の計画を立てることも、寂しさを紛らわせてくれました。
また、一人で色々なところをブラブラしていたのは、今となってはとても良い経験だったと感じます。欠点があるとしたら、家庭を得た今でも一人で遠くに行きたくなることでしょうか…。
②英語の勉強をする
2回もとんでもない所(個人の感想です)に配属された私は組織というものが全く信じられなくなっていました。そこで、組織に頼らず生きていけるスキルを身に着けよう、そのためにはとりあえず語学力だと、英語の勉強を開始しました。
100万語多読(※)の一環で読み漁ったハリーポッター原作は、語彙力・読解力の強化だけではなく、現実逃避にも最高でした。
※例えば "I am a poor man."で5語
当時はまだ黎明期で存在すら知らなかったのですが、今ならオンライン英会話が実利だけではなく、寂しさを紛らわすのにも最適かなぁと思います。月7,000円程度で毎日25分誰かと話せるなんて、昔の自分にとっては夢のような話ですよ。
③ゲームに熱中する
「ゲームは時間の無駄」なんて話もありますが、やはり日常に刺激を与えるツールとしては非常に優秀です。メンタル病むくらいならゲームをしましょう!
私が夢中になったのは名作RPG「The Elder Scrolls V : Skyrim」。
最盛期にはタムリエル(ゲーム内の大陸名)で過ごす時間の方がリアル世界よりも全然多かったですね。
【まとめ】寂しさは躊躇なく紛らわそう!
良い歳して実家に甘えるのは恥ずかしい?そんなことありません!何一つ悪いことしてないんですから。
お金がもったいない?良いんです、何だかんだ貯まりますから!自分の健康のためにつかうお金は浪費ではありませんし、自分の将来の役に立つのであればそれは立派な投資です。
生活に悩む方のお役に立てれば、苦しんできた過去の自分も救われると思います。どうか一人でも多くの方が孤独から解放されますように。
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