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既婚子持ち男性の最速FIRE【兼業主夫ルート】

こんにちは。
FIRE達成した主夫かじおです。

今回は、既婚子持ち男性が最も早く、なおかつ家庭円満で会社を辞める(=FIREする)方法について解説します。

本気でFIREしたい方も、とりあえず会社を辞められる状態になってみたい方も、あるいは夫に仕事を辞めさせてあげたいけど経済的に不安がある女性も、是非参考にしてみてください。

これは私がFIRE達成した方法そのもので、実際にこのやり方で私は、相続等の特別な収入もなく30代前半にして資産収入だけで生きて、妻の賛同のもといつでも会社を辞められる状態となっています。

その方法とは、ずばり「兼業主夫」になることです。


FIREとは?

直訳すると経済的自立と早期退職。
要するにその後もお金に困らない状態で若いうちに会社を辞めることです。派生として全く働かないわけでなく軽いバイトをするサイドFIREと言うものもあります。

FIREへの二大障壁

このFIREですが、一般的に既婚子持ち男性が最も実現しがたいと言われます。その要因として、①家族がいるために生活費が増え資産形成の要求金額が上がること、そして②配偶者の許可が必要で女性に比べてそれが得難いことが挙げられます。

①十分な資産形成

経済的自由を得るのに必要な資産です。一般的には1年間あたりの生活費の25倍と言われています。(詳細は「4%ルール」で調べてみてください)
独身男性であれば生活費は10-15万程度で事足りますが、妻子がいる場合生活費は20万円以上となり、要求金額が上がります。例えば月30万円(=年間360万円)支出がある家庭なら9000万円が必要です。

②配偶者の許可

いわゆる妻ブロックです。
独身であれば自己判断で辞められますが、FIREは家族の生活にも大きな影響を与えるため当然妻の許可を得る必要があります。同じ既婚でも女性であれば家庭に入るという理由で仕事を辞めやすい一方、男性ではまだ一般的には認められづらく、何の実績もない場合は配偶者の許可を得られない可能性が高いでしょう。
実は既婚男性がFIREするにあたっては①よりもこの②の方がハードルが高く、この妻から許可を得る方法についてはあまり具体的な手法が語られていないのが現状です。

解決策:兼業主夫になること

今回私が提案する①と②の二大障壁どちらへの解決策になる既婚子持ち男性向けのFIREへの最短ルート、それが兼業主夫になることです。
ざっくり言うと、家事育児を引き受けることで夫妻で二馬力で働き資産形成を加速させながら妻の信頼を獲得する方法です。上手く行けば独身よりも早くリタイアできる可能性もあります。

①資産形成面での効果

家事と育児を自分が担うため、妻は仕事を辞めたり時短勤務をしたりと収入を減らす選択肢を取る必要がなくなりますし、現状専業主婦であったとしても就労が可能な状態になります。
これによって収入の柱が二本になり資産形成を加速させる効果に加えて、二人で稼ぐことで家計に占める自分の稼ぎの按分が減りFIREに必要な資産が劇的に下がります

実際に計算してみましょう。
とりあえず下記のケースで考えてみます。

条件:
 支出合計が30万円/月
 夫の収入が30万円/月(ボーナス込み)
 妻の収入が20万円/月(ボーナス込み)
 サイドFIRE時の収入が5万円/月
 資産運用の年率が4%

結果:
 夫婦でFIREには約23年(資産9000万円)
 夫婦でサイドFIREには約18年(資産6000万円)
 夫だけFIREであれば約10年(資産3000万円)
 夫だけサイドFIREであれば約6年(資産1500万円)

どうでしょうか?
このケースでは特別収入が高いわけでもなく運用益も控えめであるにも関わらず、現実的に目指せる年数でFIRE達成できています。
女性で月20万円稼ぐのはハードルが高いと思われるかもしれませんが、それを手助けするのが夫の兼業主夫化なのです。

また、上記以外にも家計を預かれるため有効に資産運用できると言うメリットがあります。

②妻ブロックの解除への効果

そもそも妻がなぜ反対するのか。
それは妻の立場になれば明らかで、夫がFIREすることでデメリットはあれどメリットが無いからです。夫の収入がなくなることで(たとえ十分な資産があっても)経済的不安が生じる一方、これまでの実績がない人間の家事育児面での貢献を期待するのは難しいのです。

しかし、夫に兼業主夫としての実績があれば「収入の代わりに家事育児にのクオリティを上げられる」と言うWin-Winの提案ができます。妻が仕事を続ける意思があれば、状況的にも一般的な専業主婦の家庭と性別が逆になるだけなので受け入れやすいです。
もし妻も仕事を辞めたがっていれば、夫婦同じ方向を見て、お互いのFIREまたはサイドFIREを目指すこともできるので、いずれにせよ現実的な年数で妻の許可を得てFIRE達成できます。

実際にFIRE達成するには

さて、ここまでの話だけだと、さも簡単にFIREできるように思えるかもしれませんが、実際にはこの方法でも簡単ではありません。
それはこの試算が甘いからではありません。(むしろ厳しめなので現実的にはもっと早く達成できると思います)
単に資産形成と主夫業を10年、20年と継続することが人間に取って目茶苦茶難しいと言う話です。
年単位で見ると家庭環境は容易に変化しますし自分の考え方も変わっていきます。その中でも一貫して家事育児と資産形成のモチベーションを持ち続けるには、絶対にFIREするという覚悟が求められるでしょう。

今回は方法論のみに焦点を当てましたが、次回以降は、資産形成や主夫業、それに節約のコツなども紹介していくつもりです。

まとめ

既婚子持ち男性が現実的にFIREする方法として、兼業主夫になることを紹介しました。私はこの方法で、実際に10年程度でFIRE達成しております。
本気で仕事を辞めたい!そして何か他のことに取り組んでみたい!と言う方は是非参考にしてみてください。

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