画像1

+01,ジエンドオブリスト

何かに、迷った。
00:00 | 00:00
シリーズもの、番外編その1です。
このシリーズ曲たちは10年近く前に書いたものなるんですが、纏める際にあぶれた曲が何曲かあります。
そのうちの一曲がこれです。
この曲は、激しめの曲の中から好きなフレーズを組み込んだメドレー風になっています。
比較的コンパクトに纏まっていて聞きやすく個人的に好きな曲です。
以下この曲の物語。
「夢を見ているのかもしれない。
目の前に、ベッドで寝ている自身の姿が見える。
夜風に揺れるカーテンの隙間から、白い小さな花びらたちが流れ込んでいる。
ベッドの下にはあの絵本が詰め込まれているであろう鞄があった。
これは旅に出た日の夜の景色だ。
ここから、僕の旅は始まったんだ。
…次に見えてきた景色は人形達と戦ったあの洞窟の中だった。
人形達は外殻が硬くて鉈が欠けてしまったんだったか。
急に駆けよられたから思わず、鉈を抜いたが…今から考えるとあれは何か別の意図があった行動だったのかもしれない。
次から次へとあの旅の景色が流れ込んでくる。
あぁ、わかった…僕はここで終わりなんだ。
本で読んだことがある、生き物はこの世を去るとき過去を思い返しながら眠るように旅立つんだそうだ。
あの旅は、本当に楽しかったし、良い出会いもたくさんあった。
あの旅で知り合ったモノ達とは今でも交流が続いていた。
あぁ…次も彼らと知り合い楽しい旅がしたいと、そう願わずにはいられない。」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?